Double Exposure – Ten Percent [Salsoul:1976]

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フィラデルフィア・ソウル~ディスコ~ハウス・ミュージック…これらを結びつける最重要人物の1人で、ギタリスト・ソングライター・編曲家・プロデューサーとして活動していた「Norman Harris」が発掘した男性4人組ボーカル・グループが本日聴いてもらう「Double Exposure」。

◆Norman Harris [1938/02/10~1987/03/21]

◆Double Exposure

 
 
近頃では音楽をインターネッツを利用しダウンロードするのが一般的で、モノの対する価値観が高い日本でもそのメソッドがメインストリームになっています。ここで1つ質問。

「レコード」って知ってますか?
「レコード」持ってますか?

…知ってますよね。持ってなくても聞いた事ある人が殆どだと思います。この化石化しそうな音楽メディアについて少しウンチク。

レコードにもシングル(直径7インチ:約18cm)とアルバム(直径12インチ:約30㎝)があります。シングルを家で聴くには7インチで良いんだけど、ディスコ、クラブ向けに尺を長くした(DJのために)バージョンを収め、且つ、音量レベルを大きくするため、1曲をアルバム・サイズの媒体でリリースされた、いわゆる「12インチ・シングル」というシロモノがあります。

えーと、「7インチ・シングル」の音が劣る訳ではありません。むしろ音が良い場合もあります。作られた地域と工場で音の良し悪しがありますが、レコードの音量というのは、カッティングする溝の幅が広いほど大きく狭いほど小さくなります。物理的な観点からこのスタイルになったのです。
 
 
やっとここで曲紹介♪

「Ten Percent」は世界初の(商用)12インチ・シングルとして発売されたダンス・ミュージック史に輝く記念すべき曲。12インチ・バージョンは、N.Y.のディスコDJにコンペティション形式で募集を募りました。

結果、1970年代初期からN.Y.の有名ディスコで活躍していた「Walter Gibbons」が採用され、ミックスを担当したのです。

◆Walter Gibbons [1954/04/02~1994/09/23]

今では当たり前ですが、フロア向きのロング・ヴァージョンを定着させたのはGibbonsとそれを重視したSalsoul Recordsの功績ってかなり重要な事なんだとシミジミ思いますね。

Gibbonsは亡くなる前に日本に来てたな…もうクローズしてしまったけど、当時日本を代表するクラブ「Yellow」にね。自分はそこに行けなかったけど、多分プレイしてたハズ…

François K., Larry Levan,Walter Gibbons@Yellow

 
 
ダンス・ミュージックっていいな~♪
 
 
Double Exposure – Ten Percent [Salsoul:1976]