Paul McCartney & Stevie Wonder ‎– Ebony And Ivory [Parlophone:1982]

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この曲は、「ピアノの黒鍵(Ebony)と白鍵(Ivory)が一つのハーモニーを奏でるように、白人と黒人、無色人種と有色人種、すなわち人類が調和する」がテーマとなっている曲で、当時世界的反響を呼んだ超特大ヒット・チューン。

McCartneyは4枚目のソロ・アルバム「Tug of War」のレコーディング中、この曲を「Stevie Wonder」と一緒に歌おうと思い立ち、ボード・ウォーク・レコードのアーブ・バイゲルからWonderに伝えられました。

※バイゲルはかつてMotownレコードの創始者「Berry Gordy」のレコード会社に在籍していた人物です。


 
 
Wonderはこの話を聞いた時の事を語っています。

「アーブはリンダ(McCartneyの元妻)の父さんから、ポールが新しい曲を書いたから僕に一緒に歌って欲しいって言いに来たんだ。」

「僕がこの曲を良いと思ったのは、押しつけがましくなくて、音楽で社会の事を上品に考えてみようと訴えてるから。」

「僕もポールの事好きなんだ。同じ様な考えを持ってるし、良い仕事が出来てうれしいよ。ビートルズやポールの事、もっとよく分かったよ。」
 
 
「Ebony And Ivory」は1981年2月27日、英国海外領土の島モントセラトで録音。楽器は全てMcCartneyとWonderが演奏していて、ブラックミュージックの巨匠と目されるWonderと、ポップ・ミュージックの天才の組み合わせは当時「夢の共演」と言われました。
 
 
時がたち2010年。McCartneyがアメリカの音楽賞〈ガーシュウィン賞〉を受賞した際の授賞式(会場はホワイトハウス)、米国初の黒人大統領であるバラク・オバマ大統領の前で、Wonderと共にこの曲を演奏しました。
 
 
この曲のメッセージがずっと伝えられたらいいな。そんな事を想い、微力ながらエントリさせて頂きます♪
 
 
Paul McCartney & Stevie Wonder ‎– Ebony And Ivory [Parlophone:1982]