「Gloria Gaynor」=「波乱万丈」
ディスコの世界じゃお馴染みのGaynorにぴったりな言葉。
幼少時代からミュージシャンになろうと考えていたGaynorは18歳の時にカナダでプロの歌手としてデビューするも、しばらく(6年間程)下積み生活が続きました。で、「ディスコ・クイーン」の名誉を授かりやっと売れ始めた矢先、もっと若くてセクシーな「Donna Summer」にその座を奪われます。
この後追い打ちをかける様にステージから転落して脊髄を傷め入院。そして母親の死去、更に2度の交通事故、酒→薬物へと溺れ、気の毒な位にどん底に落ちた彼女ですが、頑張ってここから這い上がりました。
実は退院後にリリースした6枚目のアルバム「Love Tracks」から最初にシングル・カットされたのは「Substitute」と言う曲で、「I Will Survive」はそのB面(死語)に収録されました。
しかしながらGaynorはB面(死語)の歌詞に共感する所が多く、彼女自身こっちの曲の方が好きでした。そしてラジオやディスコのDJ達もB面(死語)に食い付きオン・エアー全開。
とうとうA面(死語)とB面(死語)が入れ替わり再リリース! 87位で全米チャートにランクインし、12週後にトップ(3週間)にたどり着きました♪
この曲、当然ディスコでも大ヒットしてます。ディスコ・クラブの顔は今も昔もゲイ・ピープル。彼(彼女)等に受け入れられる典型的な歌詞だと自分は思っています。踊りながら自身の事の様に彼(彼女)等もまた共感したんでしょうね。
邦題は「恋のサバイバル」
めずらしく秀逸な題名です。
因みに「布施明」がカバーしています。中々い感じです。
Gaynorは現在も頑張っています。
「元祖ディスコディーバ」
応援しています♪
Gloria Gaynor – I Will Survive [Polydor:1979]