Loleatta Holloway – Strong Enough [Active Records:1992]

ホーム / 90s / Loleatta Holloway – Strong Enough [Active Records:1992]

90年代初頭以降、「House Music」はフロアでメインストリームとなり、「Michael Jackson」「Mariah Carey」「U2」等、いわゆるメジャー系アーティストがこぞって「House Music」を自身の楽曲に取り入れる様になりました。

まあ、Remixバージョンで使うのが殆どだったので、その辺のセールスを意識した施策だと思います。でも頭の固いお偉いさん連中の意識を変えた事だけでも凄く重要な事ですよ…シミジミ

本日の曲は「House Music」のオリジネーターとして神格化されている「Larry Levan」最後の作品としても知られるビッグ・チューン(Remixですが…)!

◆Larry Levan

歌うのはLevanの盟友であり、最強・最高を誇るディスコ・ディーヴァ「Loleatta Holloway」!

◆Loleatta Holloway

 
 
Holloway自身、「すごく感情を込めた曲だった」と言ってるこの曲、ホントに心に響きます。何言ってるか分かんなくても(笑)。

書いたのはHollowayと「Yvonne Turner」。Hollowayのつぶやきがきっかけで、この曲が作られる事に…

◆Yvonne Turner

 
 
Holloway:「みんな私の曲をサンプリングするから、今度は自分で自分の曲をサンプリングしよかな…」
 
Turner:「ん~それはどうかな?…でも過去の曲の“Strong Enough”に関係する部分を使うのはいいと思うよ」
 

「Strong Enoughに関係する部分」…この曲初めて聴いた時からずっと思ってた事が、Turnerの言った事で理解出来ました。

Hollowayも参加してる超ディスコ・ヒット、「Dan Hartman – Relight My Fire:1979年」で歌ってるんです♪

「Strong Enough To Walk On…!」って♪
 
 
◆Dan Hartman

◆Relight My Fire

 
 
Holloway:「最初にサンプリングが登場した時は良いと思った。でも、誰も私に1セントも払おうとしなかった。私の声を使ってビッグヒットを出してるのに私にお金を払はないの。意味が分からないと思ったわ」
 
 
色んな思い、うっ憤、不満があったんですね…そういう事か….著作権の意識無い時代だったからな…
 
 
しかしながら本日紹介させて頂いた方々は全員亡くなっています。それぞれが「Strong Enough」で強烈なキャラクターです。これからももずっと、自分の中で生き続ける人達です。ありがとうございます♪
 
 
Loleatta Holloway – Strong Enough [Active Records:1992]