「House Music」黎明期より数々の所謂「シカゴ・ハウス」をリリースし、今尚シーンに影響を与え続けてるシカゴ・ハウスの重鎮「Fast Eddie」こと「Edwin A. Smith」のアシッド・ハウス・クラシック!
このジャンル特有の音割れ寸前のドラム・トラックに、名機「TB-303」のキレキレのフィルターが最高のアシッド・リフを奏で、それにチープなシンセと
決して巧くないボーカルが絶妙なエモーショナル感を聴かせてくれます。
※TB-303
ローランド(日本)が製造、販売したシンセサイザー。これによって「Acid House」が生まれたと断言できる歴史的な一品。「TR-808」、「TR-909」同様に、「House Music」誕生に無くてはならない楽器です。
まあ、先程「決して巧くないボーカル」と書きましたが、これ決して貶しているわけではなく、むしろ褒めてるんです。
この音楽って躍らせるためのモノであり、ボーカルは目立っちゃいけないんです…むしろ無くてもいい。
勿論ソウルフルなボーカルを擁した素晴らしい曲が沢山あるのも事実ですが、そもそもそんな人達にギャラを払えないクリエーターによって生まれたのが「House Music」ですからね…
で…これはあくまでも自分の感覚ですが、ちょっと鼻につく、ハズしたボーカルがこの音楽に合ってると長年思ってます。
今後もこの様な曲沢山紹介させて頂きますが、そんなトコに耳を傾けて聴くと、また新しい発見がきっと見つかると思います♪
Fast Eddie – Acid Thunder [D.J. International Records:1988]