「Boney M.」は、ドイツのミュージシャン「Frank Farian」が自身の変名としてプロデュースし、ドイツのバンドなんだけど、メンバーはすべて海外(中南米とアフリカ出身)出身のグループ。※Farian 自身も影のボーカルを担当しています。
◆Frank Farian
◆Boney M.
本曲は同バンドの代表曲としてもお馴染みですが、オリジナルは米国のソウル・シンガー「Bobby Hebb」が1966年にリリースした超スタンダート・ナンバー。
この曲が生まれた経緯をザックリと説明すると、Hebb の兄 Harold がナッシュビルのナイトクラブでの喧嘩によって殺害(ナイフ)された時、慰めを求めて書いたのが「Sunny」だ…と言われています。
因みに Hebb が1966年に「The Beatles」とツアーを行っていた時、「Sunny」は「The Beatles」のシングルより売れていたそうです。
一説によると400曲以上のカバーが存在していると言われている「Sunny」。ちょっと調べると….
Stevie Wonder
Jamiroquai
The Four Seasons
James Brown
Frank Sinatra
Oscar Peterson
Dusty Springfield….
挙げたらキリがないですね。
日本のミュージシャンも多数カバーしてます。
稲垣潤一
奥田民生
小野リサ….等
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Sunny, yesterday my life was filled with rain
Sunny, you smiled at me and really eased the pain
サニー、ぼくの人生は昨日まで、
雨に降り込められていた
サニー、あなたが微笑むと本当に
痛みがやわらぐんだ。
The dark days are gone,
and the bright days are here,
暗い日々は過ぎ去り 明るい日々がやってくる
My Sunny one shines so sincere
Sunny one so true, I love you
サニー、純粋で 輝ける人 誠実な人
愛してる
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「Sunny」は太陽の様に優しく暖かかった兄、Harold の事だと思いますが、演奏するアーティストや聴く人にとっては、それぞれ色んな愛する人を想い浮かべる曲なんだと思います。
それがこの曲がずっと愛され続ける理由だと思います。
今日聴いてもらう「Boney M.」のバージョンは、それまで考えられなかったディスコ・バージョンとしてのリリースでした。
これがダンス・ミュージックに合う楽曲として認識され、後の「Sunny」カバーに大きな影響を与えました。
今日は「Boney M.」の紹介なのにあまり触れてませんね。ごめんなさい。
次の機会でまた紹介させて頂きますので、その時はまた読んで下さい♪
Boney M. – Sunny [Atlantic:1976]