「Pete Shelley」はマンチェスター音楽シーンの草分け的パンク・ロックバンド、「Buzzcocks」の中心メンバーとして知る人ぞ知るアーティスト。
◆Buzzcocks
1976年、ロンドンで「Sex Pistols」のライブを観て感銘を受けた「Pete Shelley」と「Howard Devoto」によって結成。
Shelleyは「Buzzcocks」のフロントマンとしてだけではなく「シンセ・パイオニア」の異名を持ち、1980年以降、NEW WAVEミュージシャンとしてソロ活動を展開します。
◆Pete Shelley
本日の曲「Telephone Operator」は3rdアルバム「XL1」に収録されているエレクトロ・ポップの大傑作♪
◆XL1
大傑作……..と言ってもアルバムは全英42位、「XL1」の中で1番売れた「Telephone Operator」に至っては全英66位、全米ダンス・チャート22位の成績でした。
でも日本では、
「Buzzcocks」…分かんね
「Pete Shelley」…知らんね
「Telephone Operator」….?!
大好きです♪♪♪
↑ 何でやろ?
それは「ディスコ」♪
確かにリアルタイムでのヒットではなかったんですが、「MAHARAJA」等、当時のディスコで火がついて、この曲目指し踊りに来るお客さんが大勢いました。
しかもアルバム、シングル共にレアなアイテムだったので、レコード店に行っても手に入らない状況。当時中古相場でも3万円以上の価格がついていました。
ディスコに行くしかない…
連日満員のフロア。踊り疲れて休んでる人もいますが、「Telephone Operator」がかかると皆再起動♪ DJはその熱気とパワーを毎夜目の当たりにする訳です♪
Shelley本人はディスコでのヒットなんて微塵にも思ってなかった…と自分は推測しますが、パンク調のギター・カッティングにシンセ・ドラムが巧く絡み、踊れるものは何だって受け入れるディスコがそれに喰いついた…そんな感じかな。
バブルとディスコ…それを最も象徴する曲の1つが「Telephone Operator」なのだ。
自分が「MAHARAJA」でDJとして働き始めた頃。既に「Telephone Operator」は空前のフロア・アンセムでした。
レコードは店舗所有ではなく、先輩DJ「バ●キー」さんの私物。それを貴金属を扱う様にプレイ….否、そんな事ないな…
「また、これかよ」…みたいな感じで針を落としてたっけ(笑)。
バッキーさん、その時のレコードまだ持ってますか? 今じゃ再発・DL配信で気軽に手に入るけど、当時の思い出が詰まったお宝です。今度会う時、持って来て欲しいです。
何時になるのかかわかんないけど(笑)。
Pete Shelley – Telephone Operator [Genetic Records:1983]