Tears For Fears – Head Over Heels [Mercury:1985]

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「Tears For Fears」は英国発の2人組バンド。1981年に結成・デビューを果たし、2ndアルバム「Songs From The Big Chair(邦題:シャウト)」の大ヒットにより、世界中にその名が知られる様になりました。(Tears For Fears:以下、TFF)

本曲「Head Over Heels」は、既に2曲の全米1位をリリースした 2ndアルバムからの4枚目のシングル・カット。穏やかに始まるピアノ・イントロから透明感溢れるメロディ、そして Roland Orzabal のちょっとクセがある(これがクセになる)力強いボーカルで展開する、美しくて壮大な楽曲♪

「Head Over Heels」は一般的に「真っ逆さまの状態」の事ですが、この場合「好きでたまらない」って意味になります。PV もそんな作りになっていて、Orzabal が図書館で働く女性に自分の気持ちを頑張って伝える内容。

曲の冒頭、「天気の話をしたい」とか言ってます。英国では誰かに話しかけたり、仕事の話をする時に天気の話しをするのは、よくあるパターン。今でもそうなのかな?文化って早々変わるもんじゃないよね。でも図書館でナンパするなよ(笑)。

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I wanted to be with you alone
And talk about the weather

君と二人っきりで天気の事とか話したかったんだ

But traditions
I can trace against the child in your face
Won’t escape my attention

だけど子供っぽさが残る君の表情に
大人の流儀のようなものを感じて、
それが気になっちゃうんだ

You keep your distance with a system of touch
And gentle persuasion

君は体全体の感覚と優しい説得で、
一定の距離を保っている

I’m lost in admiration,
could I need you this much?

僕は君に夢中になってる
こんなに君を好きになるなんて

Oh, you’re wasting my time
You’re just, just, just wasting time

君は僕の時間を無駄にしているんだ
時間稼ぎしてるのかい?

Something happens and I’m head over heels
I never find out till I’m head over heels

何かが起こって、僕はすっかり君に夢中
こんなに夢中になるなんて思っても見なかったよ

Something happens and I’m head over heels
Ah, don’t take my heart,
don’t break my heart
Don’t, don’t, don’t throw it away

何かが起こって、僕はすっかり君に夢中
僕の心を奪わないで
僕の心を傷つけないで
捨てたりしないでね…

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後半、好きなフレーズがあるので、こちらも
紹介しておきます。

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And this my four-leaf clover
I’m on the line, one open mind
This is my four-leaf clover

そしてね、これが僕の四葉のクローバー
心は大きく開いているんだ
これが僕の四葉のクローバー

in my head, my mind’s eye
one little boy, one little man
funny how Time flies…

僕の頭の中、心の眼の中に、
一人の少年、小さな男がいるんだ
時の流れって早いな…

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少し解釈に迷うところもあるんですが、これがTFF の世界なんです。今聴いても懐かしく新鮮です。PV は最後に年老いた2人が登場します。彼女は「四葉のクローバー」だった様です♪
 
   
Tears For Fears – Head Over Heels [Mercury:1985]