「Vanity」こと「Denise Matthews」はオンタリオ州(加国)出身のアーティスト。とにかく美人で、ミス・カナダ予選に出場する程の美貌の持ち主。
◆Vanity
Matthews嬢は1980年、米国の音楽賞の1つ「American Music Awards」で「Prince」と出会い、Princeファミリーの一員になりました。
ファミリーの一員になるという事は、楽曲からアーティスト名に至るまでPrinceがプロデュースします。何なら私生活までも(笑)。
これ程の美人ですから…2人は間もなく恋仲に落ちる訳です。
◆Vanity & Prince
でもね、殿下に全てプロデュースをお任せすると、とってもヤバい事になります(笑)。
「Prince」は当初アーティスト名を「Vagina」にするつもりでした。
「Vagina」って….「膣」….じゃん
これにはMatthews嬢も断固拒否…そりゃ当然です…が…「Prince」にも常人には理解できないコダワリがあった様で、紆余曲折の末、「Vanity」になったのです。
そして「Vanity」に「Brenda Bennett」と「Susan Moonsie」がバック・コーラスに加わり、3人なのに「Vanity 6」が誕生しました。
◆Vanity 6
本日の曲は、「Vanity 6」唯一の同名アルバムに収録されてる最大のヒット・ナンバー♪
もちろん殿下全面プロデュース!
歌詞はね…もうどうしようもない(笑)
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Tonight,
don’t you wanna come with me
今夜一緒にイク? ※comeは多分cum
Do you think i’m a nasty girl ?
私の事エッチだと思う?
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「Nasty」…エッチどころかビッチを軽々超えてます。殿下の想いがギッシリ詰まった思い出の曲なんです(笑)。
この後「Vanity」は殿下の自伝映画「Purple Rain」に出演予定でしたが2人は破局。代わりに「Apollonia Kotero」が出演し、「Vanity 6」は「Apollonia 6」になりました。因みにバック・コーラスの2人はそのままです。
◆Apollonia 6
Princeファミリー離脱後、「Vanity」は音楽では伸びず、俳優として地道にやってましたが、1994年に薬物の過剰摂取で腎不全になり「余命3日」と言われたそうですが、腎臓移植を受け一命を取りとめました。
しかしながら「Prince」が亡くなった、2016年4月21日の約2ヵ月前、2016年2月15日に「Vanity」は腎不全患者が行う腹膜透析における重大な合併症、被嚢性腹膜硬化症によってこの世を去りました。57歳でした。
彼女が亡くなった時、「Prince」はオーストラリア・ツアー中でした。
普段ライブではMCをしない「Prince」でしたが、2月16日のメルボルン公演で、
「ちょっと前に、親しい人が亡くなったことを知った。だからこの曲は彼女に捧げよう」
と触れ、「Little Red Corvette」を歌いました。その後も…
「Vanityの事話していいかな? いや、Deniseの話をすると言うべきか…以前僕らは深く愛し合った。喧嘩もした。彼女はとても強情な人だった。でも彼女はこの世で一番美しい女性だと自分でも分かっていたから…」
恋多き孤高の天才「Prince」が愛し続けた女性「Denise Matthews」…の話でした♪
Vanity 6 – Nasty Girl [Warner Bros. Records:1982]