Thelma Houston – Don’t Leave Me This Way [Tamia:1976]

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「私には初めからわかってたわ。いつか私がハリウッドに行って、毎週日曜日に映画館で観ていた人達と肩を並べる日が来るってね。」

子供のころから地元の劇場に通い、スターになる日を夢見ていた「Thelma Houston」は自身の成功後こう話しています。

Houston は、学校卒業後結婚、出産、離婚。その後「The Art Reynolds Singers」というゴスペルグループに入り活動する事で、音楽の世界で生きて行く決心をしたそうです。

彼女のデビュー・アルバム「Sunshower:1969年」をプロデュースした「Jimmy Webb」は Houston について「黒人の女性シンガーが持つ全ての長所を持ったアーティスト」と当時絶賛していました。

※Jimmy Webb
米国発のアーティスト。作曲、作詞、オーケストレーションの三つの部門でグラミー賞を受賞した唯一の人物。

しかしながら、デビュー作を含め彼女のリリースは一般受けせず興行的に失敗を繰り返しました。その間も Houston はあちこちのクラブで歌いながら、苦しく厳しい生活が続きます。

そしてようやく 1976年に、4枚目のアルバム「Any Way You Like It」を作成するときに、「Harold Melvin & the Blue Notes」の名曲である本曲「Don’t Leave Me This Way」と運命の出会いを果たしたのです。

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Don’t leave me this way
I can’t survive
I can’t stay alive
Without you love, oh baby

こんな風に置いて行かないで
私、生きていけない
生きていけないわ
あなたの愛がないと

Don’t leave me this way, no
I can’t exist
I’ll surely miss
Your tender kiss
Don’t leave me this way

こんな風に置いて行かないで
生きていけないわ
あなたの優しいキスが
きっと恋しくなっちゃう
こんな風に置いて行かれたら

Baby, my heart is full of love
and desire for you

私の心は愛でいっぱいで、あなたを求めてる

Now come on down and do
what you’ve gotta do

すぐにそばに来て、
あなたのやるべきことをして

You started this fire down
in my soul
Now can’t you see
it’s burnin’, outta control

私の心に火を点けたのはあなたよ
わかるでしょ
燃え上ってどうしようもないの

Come and satisfy the need in me
‘Cause only your good lovin’
can set me free..

傍に来て満足させて
あなたの愛だけが
私を自由にしてくれるのよ…

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この曲、ポップ・ミュージック界だけだなく、ディスコ・シーンでも大ヒットしました。まあ、元々がディスコ・ソングなのでそれは自然な事なんですが、更に奥深く、ゲイ・ディスコの世界でも大きな支持を受けたのです。かなりの定番ソングです。色んな意味で共感するところがあるんでしょうね♪
  

Thelma Houston – Don’t Leave Me This Way [Tamia:1976]