「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な
100組のアーティスト」において70位に選出されて
いる「The Police」が1980年にリリースした3枚目
のアルバム「Zenyatta Mondatta」に収録されている
トラック。
ロックの枠組みの中にレゲエの要素を加えるという
斬新な音楽性から、「White Reggae」の異名を持つ
同バンドの真髄を感じる事が出来る曲です。
聴いての通り音は凄くシンプルで繰り返し。
完全にハウス・ミュージックというかミニマル
です。少しボーカルが入るけど、歌詞は
これまた同じ事の繰り返しです。しかも下記の
2フレーズのみ。
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Voices inside my head
Echoes of things that you said
頭の中の声
君が言った事が鳴り響いてる
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邦題は「果てなき妄想」…ん~分らんでもないが、
何か違う気がする(笑)。
話を音に戻します。こ演奏を聴くだけで、この
バンドの凄さが良く分かります。
「Andy Summers」の細かいギター・リフ(エフェク
トの掛け方がDubってます♪)、「Stewart
Copeland」の淡々と続くリズム、そしてパート的
には元々マイペースなベース by「Sting」達が
奏でる浮遊感、高揚感がたまんないんです♪
でもただ単に延々と同じではないんです。ジワジワ
、コッソリ(笑)と変化しています。物すごくクセに
なります。反復恐るべし!
これ程素晴らしいバンドですが、リリースされた
スタジオ・アルバムは 5枚です(ライブ盤やベスト
は除く)。多いか少ないかはさて置き、彼らが稀に
見る実力者達である事は間違いありません。
興味が出てきた人は是非全部聴いて下さい♪
The Police – Voices Inside My Head [A&M:1980]