Alexander O’Neal はダンス・チューンからアーバンなバラードまで幅広く歌いこなす ブラック・コンテンポラリー/R&B を代表するアーティスト。
O’Neal は20歳の時にミネアポリスへ移住。この時に Jimmy Jam、Terry Lewis との運命的な出会により、バンド Flyte Tyme を結成。
で、ミネアポリスといえば Prince な訳で…彼の目に留まったバンドは晴れてワーナー・ブラザースと契約。
しかしながら、Prince は O’Neal をボーカルに据えることに難色を示し、金銭面と歌声が黒すぎるという理由を付けて Morris Day(Prince の 幼馴染)と交替させました。
ついでにバンド名も The Time に改名…殿下は強引だな(笑)。
その後 The Time は商業的に成功しますが、メンバーはアルバムで演奏させてもらえず(Prince が全て演奏)ギャラも悪かった事や、「ジャム&ルイス解雇事件」とか、Morris Day が Prince と喧嘩して辞める等、かなりトラブル満載でしたね。
ま、何だかんだと The Time は Prince 関連で最も成功した部類。 現在は The Original 7ven として活動しています。
◆ジャム&ルイス解雇事件
Jimmy Jam と Terry Lewis は、ある日アトランタで猛吹雪のために飛行機に乗れず、サン・アントニオでの The Time の公演に出演出来なかった。
公演では Jerome Benton がベースを弾いているふりをし、Prince が Terry Lewis の(ベース)パートをステージ脇で演奏し、Lisa Coleman が Jimmy Jam の代役をつとめ、結果、2人は解雇された。
で、その後 O’Neal は1984年に Tabu と契約。 1985年から1991年までのアルバムは、全て盟友 Jam & Lewis がプロデュース♪
本曲は2枚目のアルバム Hearsay からの1stシングルで、結構ミネアポリス色が強いファンク・ナンバーで、全米25位、全米R&Bチャート1位、全米ダンス・チャート7位等、かなりの大ヒットを記録。
今ではレジェンド中のレジェンドとなった Jam & Lewis のプロデュース力ってホント素晴らしいですよね。
ま、色んな問題があったけど、そんなの関係ねぇ~(古っ)。
聴いたら体動くぞ…要注意(笑)!
良い週末を♪
Alexander O’Neal – Fake [CBS/Sony:1987]