英国発のアーティスト、Mike Oldfield による8thアルバム Crises からのシングル・カットが本日の曲。
「ジャケ買い」って知ってますか?
えーっと、若い世代に訊いてます。我々の年代の方はスルーで…(笑)。
ま、つまり、レコード、CD、DVD…とか、内容を全く知らない状態で、パッケージデザインから好印象を受け思わず買っちゃう事。
このアルバムなんて正に「ジャケ買い」必至だよね。
ちなみに当時高校生だった自分は、「ジャケ買い」する余裕もなく、断腸の思いで買うのを断念した記憶があります。
ボーカルは Maggie Reilly。グラスゴー出身のアーティストで、70年代から音楽活動をしていますが、何だかんだと鳴かず飛ばず。
80年代に入り、Mike Oldfield と運命の出会いを果たしコラボレーションを重ね、この曲のリリースに至った訳です。
綺麗で美しいこの曲は、ヨーロッパ中でヒットし、イタリア、オーストリア、スイス、ノルウェーでシングルチャート1位を獲得。ドイツ、オランダでは2位、本国イギリスでは4位を記録する大ヒット!
素晴らしい♪
しかしながら曲調とは裏腹に、歌詞は殺された恋人にいつか天国で会えることを祈るという内容で、世間では長い間 John Lennon が殺された夜のことを歌ったものと思われていましたが、Mike Oldfield は1995年のインタビューでそれを否定しました。
John Lennon が殺害された1980年12月8日の夜、私は事件が起こったダコタ・ハウスから数ブロック下ったところにあるVirgin Recordにいたので、潜在意識に事件のことがあったかもしれない。
でも、元々は奇術師 Harry Houdini の伝記映画「魔術の恋」にインスパイアされた曲なんだ。
Moonlight Shadow は非常に多くのカバー・バージョンやリミックスがリリースされていて、オリジナルは知らなくても、どこかで聴いた事がある人は多いと思います。
でもやっぱりオリジナルが最高に良いですね。自分としては…
9月…長月…「Moonlight」と直結した思いが本日のエントリ。
夜は少し涼しくなったけど、まだまだ残暑・猛暑。
皆さん、体に気をつけて…
ではまた~♪
Mike Oldfield – Moonlight Shadow [Virgin:1983]