Kenny G – Songbird [Arista:1986]

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Kenny G こと Kenneth Gorelick はシアトル(ワシントン州:米国)出身のサックス・ミュージシャンとして世界的に名高いアーティスト。

スムーズ・ジャズの第一人者として活躍し、主にソプラノサックス奏者として知られますが、アルトサックス、テナーサックス、ウインドシンセサイザー等も演奏するマルチ・プレーヤーでもあります。

           

            

Gorelick は、母親から与えられたサックスで奏法を学び、17歳で Barry White のバック・バンド The Love Unlimited Orchestra に参加。

大学(ワシントン大学)卒業後には、The Jeff Lorber Fusion に加入し2枚のアルバムに参加。で、1982年に Kenny G としてソロ・デビューを果たしたのです。

              

さて、本日の曲は、Narada Michael Walden、Preston Glass…& Kenny G がプロデュースした4thアルバム Duotones からのシングルで、自身最大のヒット・チューン(現在)。

       

             

甘いな…

で、何だか切ない気分にもなる。

オッサンが切ないのは様々な理由があるけど(笑)、この曲が世に出た頃、自分はヤング・マンだった訳で、そんな若者をもシンミリさせるこの曲の破壊力は当時も今も変わっていないと思う。

               

Songbird はインストゥルメンタル曲としては異例の大ヒットとなる全米4位を記録。全米→世界中の乙女心をG師匠は掴んだのだ。

因みに Duotones は、自身初の全米トップ10アルバムとなり、全米コンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは1位を獲得。

このアルバムはその後も売り上げを伸ばして、リリースから9年後の1995年に「5×プラチナ」の認定を受けています!

              

Kenny G はこのアルバムとシングルの成功後、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューでこう語っています。

        


僕は前からずっと、インストゥルメンタルを追求したかった。Songbird の成功で僕が正しかったことが証明されたんだ。

少なくともこれからは、ボーカル曲を強要されることに悩む必要はないだろうね


          

↑何て言いつつも、ソプラノ・サックスの貴公子 Kenny G は、Robin Thicke、Babyface 等の超大物をゲスト・ボーカリストを迎えて制作したアルバムをリリースしながら我が道を追求しています。

      

リスペクト♪

                

Kenny G – Songbird [Arista:1986]