1980年代前半、ニュー・ロマンティック系を中心に、英国のアーティストがMTVによるビジュアル効果を利用してアメリカのヒットチャートを席巻。「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼ばれる一大ムーブメントを巻き起こしました。
◆ニュー・ロマンティック系
1970年代後半のロンドンで、ニュー・ウェイヴシーンから派生した音楽ジャンルのひとつ。基本的にはシンセサイザーを多用したエレクトロ・ポップが主体。
「David Bowie」「Visage」「Duran Duran」「Culture Club」等が有名。
◆ブリティッシュ・インヴェイジョン
1960年代中盤、「The Beatles」「The Rolling Stones」等、英国のロック・バンドがアメリカで巻き起こした旋風が「第1次ブリティッシュ・インヴェイジョン」。
「ABC」は音楽ジャーナリストの「Martin Fry(ボーカル)」と、「Vice Versa」というバンドが合体し、1980年に結成されたニュー・ロマンティック・バンド。
「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」を追い風にアルバム「The Lexicon Of Love」」でデビュー。
※アーティカルなジャケです♪
「The Look Of Love」はこの1stアルバムからの3枚目のシングル。とにかく「カッコイイ!」。脊髄反射でそう思ってしまいます(笑)。
メロドラマチックなイントロに、ニュー・ウェイヴ特有のシンセ・ベース。そして徐々に上がってく高揚感…オシャレ感満載です♪
売れ行きとしては、全米最高位18位だったんですが、40位以内に13週も留まる演歌的なチャート・アクションを残しました。因みに全米ディスコ・チャートでは1位を記録。
連日ラジオ、ディスコでオン・エアーされ、ランキング以上に当時の音楽好きの心を掴んだ曲です。※日本だけじゃないと思います。
歌詞としては、誰かに恋して、降られて、新たな恋を探す…これを順番に歌う…こんなイメージなのかな…
That’s the look that’s
the look the look of love…
そう、それが愛なんだ…人を諭す…そんな曲です。
フロアでは歌詞なんてあまり考えませんよね。でも改めて好きな曲を聴いて深掘りするとまた違ったイメージが浮かび、リフレッシュされて、もっと好きになります。ホントにカッコ良くて最高の曲ですよね♪
でもPVが…ダサいです。なんだこれ?学芸会か?…予算無かったのか…観ない方が良いかも? イメージ崩壊注意です(笑)♪
ABC – The Look Of Love [Mercury:1982]