Amii Stewartは超大国アメリカの政府所在地「ワシントンD.C.」で、1956年に6人兄弟の5番目に生まれました。父親は国防総省に努めていた事もあってか、仕事の話は一切せず（出来ない）、子供達には音楽を教えてくれたそうです。
その後ダンスのレッスンも受け、大学生の頃にはブロードウェイのショーに出演する程アーティストとして成長したStewartはロンドンに移り、ショーに出演しながらアシスタント・ディレクターして活躍。
そしてある日、Stewartはプロデューサー「Barry Leng」と出会い、彼のオーディションに応募します。ところが当日Stewartは風邪を引いて体調は最悪。しかしながらLengはStewartの歌い方が気に入り見事オーディション通過。本曲「Knock On Wood」をStewartの為にプロデュースする事となりました♪
ご存知の方は多いと思いますが「Knock On Wood」は「Eddie Floyd」が1966年にリリースしたR&Bチューン。全米28位を記録し先ず先ずのヒットとなっています。
Stewartのバージョンは当時の流行りにリンクしたディスコ・サウンド。売れるべくして売れたんです。オリジナルを超えて見事全米1位を獲得しました。ロンドンに移ったのは正しく運命の決断ですね。素晴らしい選択です。
Stewartはあるインタビュー（1985年）でこう答えています。
「私は一度もディスコのレコード買った事ないのよ。これからも買いたいと思わないわ。だって家に帰ってドアを閉めた後まで頭を疲れさせたくないから…」
でもみんなこの曲で踊って疲れを吹っ飛ばしてたんですけどね…ま、いいか（笑） ではまた～♪
Amii Stewart – Knock On Wood [RCA:1978]