Ashford & Simpson – Bourgie Bourgie [Warner:1977]

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「Ashford & Simpson」は、「Nickolas Ashford」と「Valerie Simpson」による夫婦デュオ。

色々と苦労はしたと思うけど、夫婦で愛する音楽の仕事をやっていけるなんて素晴らしい事です。

2人の成功は1966年から始まりました。「Ray Charles:1930/09/23~2004/06/10」に書いた「Let’s Go Get Stoned」が、全米R&Bチャート1位を獲得した事で、「Motown Records」と契約を果たします。

Motown時代は「Marvin Gaye」、「Diana Ross」等に楽曲を提供し、ヒットした事で、2人の名は広く知られるようになりましたが、「Ashford & Simpson」としてのヒットには恵まれませんでした。

しかし転機が訪れます。1973年、2人は「Warner」に移籍しました。当時世はディスコ・ブーム。2人はこの路線を選択。これが大当たりして2人は次々とヒット曲を世に送り出しました♪

余談ですが、日本でもお馴染みの名曲「Chaka Khan – I’m Every Woman:1978年」は「Warner」時代に2人が書いた曲です。

本曲「Bourgie Bourgie」も同じくこの時代に2人が書いた曲です。しかし歌詞はありません。完全インストルメンタルです。

I Love Instrumental な自分としては喜ばしい限りですが、当時2人が忙しすぎたため、レコーディングまでに歌詞が間に合わなかったのが理由らしいです。

そしてこの曲もまたディスコ・ソングです。極上のピースフル・サウンドです。

しかしながら、どんな状況でどんな曲がプレイされるのか?フロアではこれが重要です。

本曲もしかり、ここにDJの真価が問われます。

想像して下さい…

週末、一晩中踊り通しAM_07:00をまわった頃、前の曲がやんわりと終わり、フロアは真っ暗に…

クラウド(ゲイ多数)の動きが止まります…そしてギリギリまでじらした後この曲が始まります。

思わず抱き合う2人(男同士)、感極まって涙する人々、過剰摂取でアウト・オブ・コントロールな方々(笑)♪

こんな人達が一つになってたんだろうな。想像すると楽しくなるね。

近頃こんなエモーショナルなトラックが少ない気がする。自分の勉強不足のせいなのか?まだまだ追及しなければならんね。

最後に…

「Ashford & Simpson」は旦那の「Nickolas Ashford:1941/05/04~2011/08/22」死去によって活動を停止しています。何とも悲しい限りです。

R.I.P. Mr. Nickolas Ashford

Ashford & Simpson – Bourgie Bourgie [Warner:1977]