公開中に観たんですが、今更ながら紹介させていただきます。先ずは大まかなストーリー(by Wiki)。
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ベルリンの壁崩壊が迫った1989年秋。MI6は潜伏中のスパイを殺害した謎の組織を崩壊させるべく、ロレーン・ブロートンをベルリンへ急行させた。
組織の命令でデヴィッド・パーシヴァル(MI6ベルリン支部の責任者)とタッグを組むことになったブロートンは、彼と対立しながらも、驚くべきコンビネーションを発揮し始める。
こうして、2人は東側陣営の脅威と立ち向かっていく…
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今も変わらない世界トップの諜報組織MI6(英国)、CIA(米国)…そしてソ連崩壊後(1991年)解散…というより分割されたKGB、後、モサド(イスラエル)も確か絡んだ話だったな。
主人公のブロートン役は「Charlize Theron」
容姿抜群、演技良し。これにプラスしてTheronの役に対するストイックな姿勢が素晴らしい。
役のために躊躇なく体重を14キロ増量(Monster:2003年)したり、崩壊した世界で生きる女を演じるため自ら提案し、丸刈ヘアーで全編ノーメイクで臨む等(Mad Max Fury Road:2015年)、とにかく役作りに妥協しないTheronの徹底さには脱帽するばかりです。
本作はアクション映画です。まあ細かいツッコミどころありますが(笑)、Theronは相当なトレーニングで体を作り撮影に挑んだのは間違いありません。
かなりハードなアクション・シーン満載で、スピード感、ストーリー….自分としてはかなり楽しめた映画です。
そしてもう一方の注目はBGM♪
監督の「David Leitch」は悩みました。
「冷戦期のスパイを主人公とした映画は汗牛充棟である。どうすればそこに新鮮さを出せるのか」
悩んだ結果、本作のサウンドトラックには1980年代のヒット曲及びそのカバーが収録されました。
当初、使用権の獲得交渉が難航する可能性が懸念されましたが、予定の4分の3の楽曲の使用許可を得る事が出来ました。
映画と音…切っても切れない関係です。この拘りって、納得するのには色々とクリアする課題が多いです。その辺は映画の予算にもよりますが、Leitchは見事に選曲してくれました。
舞台は1989年なんだけど、80年代初期の曲が結構流れます。自分としては大好物な曲ばかりで、全て知ってるトコが冷戦体験世代なんだな…ちょっと世代感を感じてしまう部分が何だか哀愁です(笑)。
自分の映画先生が本作のサウンドトラックを貸してくれた際、こう言いました。
「日本でもアクション映画・ドラマあるけど、「綾●は●か」のアレは何なんだ?」
おっしゃる通り。これは多分「奥●は、取●扱●注●」の事です。
まあ先生も自分も観てませんが(観るに値しない)、もっと役に徹して欲しいですね。可愛いとかオ●パイ揺れてるだけじゃダメなんですよ。
ついでに書くけど今公開中の日本映画「マ●ハ●ト」とかね。予告観れば大体役作りにどの位重きを置いてるか分かりますよ。
でもね、「福山雅治」氏じゃないでしょこの映画。まあ、彼が悪い訳じゃありませんがね。
でも…頑張って下さい。
いつか観る事があるかもしれないけど、日本映画のダメなところだと思います。※もちろん良い映画も沢山あります。
ちょっと愚痴が多くなりました。スミマセン…最後に劇中一番印象的だった曲を映画のトレイラーとオリジナルで聴いて下さい♪
Atomic Blonde – Chapter 3: Major Tom