偉大なる「Mr.AOR:Bobby Caldwell」はこの曲でデビューし、一躍脚光を浴びました。
「Bobby Caldwell」は当初デビュー曲として、自分のギターがフューチャーされている「My Flame」を考えていたようですが、彼の所属レコード会社は「What You Won’t Do For Love」を推しました。
R&B色の濃い「What You Won’t Do for Love」はブラック・ミュージック界でも瞬く間に受け入れられて、レコード会社の思惑は功を奏しましたのです。
日本では「風のシルエット」という何だか「?」な邦題でリリースされましたが、日本でも当時のAORブームに乗って大ヒットとなりました。
「Bobby Caldwell」の音楽はとても洗練されていて、且つ、R&Bの要素も含んでいます。そのバランスが絶妙なんだと思います。アーバン・ミュージックの王道ですね。聴く時のシチュエーションにも思わず気を配ってしまいます(笑)。
「What You Won’t Do For Love」が収録されている「Bobby Caldwell」の1stアルバム「Bobby Caldwell」にはその他、「Special To Me」「Come To Me」といった名曲が収録されています。
このアルバムがAOR史上最高傑作として評価されている理由がここにあります。何度聴いても飽きません。ホントに凄い音楽センスだと思います。
今年も「Bobby Caldwell」は日本にやってきます。2016/07/14の「Billboard Live TOKYO」を皮切りに計6回の公演を行う予定です。
毎年来てくれるなんてありがたい事です。予定が合えば是非行ってみたいと思っています。
Bobby Caldwell – What You Won’t Do for Love [Clouds:1978]