この曲は美しいメロディとは裏腹に、かなり深く重い内容。かつて自由に世界を周り、いろんな恋愛を体験した女性が、(恐らくは高級コール・ガール)すべてを手に入れたけど、それは本当の自分ではないの。
幸せっていうのは、
毎日の子育てだったり、
愛する夫とのやり取りだったり、
ごく普通の暮らし。
あなたが想ってる様な理想ではないわ。
かつての自分に似た女性に現在の虚構に満ちた自分を話し、説教してるのかな?そんな感じ。
英語の歌詞はかなりエロいというかお下劣です。日本語訳はかなり綺麗に訳しているのが多いのですが、一番しっくりくるのを張りますので、訳を追いながら観て欲しいです。※訳した方、ありがとうございます。
「愛はかげろうのように」という邦題で発売された本曲は、「Charlene」のバージョンが一番有名ですが、オリジナルは「Randy Crawford」
その他、「Charlene」のバージョンが発売された年に「Nancy Wilson」等がこの曲をリリースし、そこそこのヒットを記録しましたが、「Charlene」の1stアルバム、「Charlene:1977年」から3枚目のシングルとしてカットされた「愛はかげろうのように」は、全米97位と全くといっていい程ヒットしませんでした。
ところが世の中何が起こるかわかりません。5年後の1982年、フロリダのラジオ局を発端に、「Charlene」によるこの曲の人気が上昇。全米チャートに再エントリし3位を記録、イギリスでは1位、翌年1983年にはオーストラリアで6週連続1位となり世界的ヒットとなったのです。
その後「愛はかげろうのように」は様々なアーティストにカバーされ世界各国でヒットし続けているのは皆さんご存知。まあ、個人的には自分が大好きな映画、「プリシラ:1994年」で使用されてたのがとても嬉しかったな。ナイス選曲!
で、この曲、日本では多数のCMソングとして使用されてます。某化粧品会社とか、某家電メーカーとか…曲の内容分かってんの?絶体イメージとかけ離れてるでしょ?この辺がちょっと残念ですね。
ではまた=♪
Charlene – I’ve Never Been To Me [Motown:1977]