名前通り「シカゴ(米国)」で結成された「Chicago」は、ロックにブラスを取り入れたバンドとして先駆的な存在で、ブラス・ロック”と呼ばれたレジェンド中のレジェンド。因みにプロ・デビュー後の活動拠点はロサンゼルス。
◆ブラス・ロック
ロックのアレンジを基本。ジャズの要素に金管楽器(ブラス:トランペットやトロンボーン等)を前面に押し出した音楽性が特徴。1960年代後半から1970年代前半に流行。
◆Chicago
今日の曲は偉大な功績を残している「Chicago」のアルバムの中で、ワースト3に入るセールスを記録しているアルバム「Chicago 13」からの2ndシングル。
ワースト…と言いましたが、アルバムは全米21位。決して悪い成績ではない。だけど、それまでの功績から言えば、やはり残念な結果です。
因みに1stシングル「Must Have Been Crazy」は全米83位、本日紹介の「Street Player」は100位にすらランクインしませんでした。
原因はバンドの路線をディスコ・サウンドに変えた事で、それまでのファンが離れた事が大きな要因かと思われます。しかしながら、新たなファンを獲得したのも事実なんです。
ディスコ何でも受け入れます。それがこのコミュニティに受け入れられる要素を持っていれば…
「Street Player」は目に見えるヒットはしませんでしたが、ディスコのアンダーグラウンドな層でかなり受け入れられています。ここで来るのが「Paradise Garage」と「Larry Levan」。ドーン
◆Larry Levan
だだし曲全体が受けたのではなく、曲中のサルサとも言えるノリノリのブレイク・パート [04:25頃~] から。後にこの部分を繰り返したブートレグ(海賊版)も出る位、今も人気の大ディスコ・クラシックです。
1994年、「Maters At Work」の「Kenny “Dope” Gonzalez」の別名義「Bucketheads」の超クラブ・ヒット「The Bomb!」で脚光を浴びる事になった「Street Player」、興行成績は置いといて、是非聴いてもらいたい1曲です♪
Chicago – Street Player [Columbia:1979]