今はそうでもないが、当時(80年代)の「House Music」探究者達はある日皆「Paradise Garage」という得体のしれないClubにたどり着きます。結構、これが大きな壁になったりします。
なんせ当時は今と比べて情報収集能力が圧倒的に違います。インターネッツもないしね。「大きな壁」は決して大袈裟ではないのです。しかも自分が「House Music」を掘り出した直前に聖地はクローズしてたんだから…
◆Paradise Garage [1976~1987]
「Paradise Garage」は黒人ゲイ・クラウドが多く集まる場所だったこともあり、そこでプレイされた曲はラジオやMTVで掛かるモノとは無縁だという先入観がありました。これは自分だけでは無いと思います。
この先入観こそが「大きな壁」を作っていたのです。つまり、一般的なヒットであろうと、ココでしか受けない曲であろうが関係ない!
その曲の持つクオリティが「House」を感じるか否か…それだけです。これに気付くと壁は無くなる。探究者はネクスト・ステップに進めるのです。
こんな簡単な事に気付けず足踏みした人は多いと思います。後は自分のセンスが「House」してるか、そうでないか、それだけ…..とか言いつつ、やっぱ訳の分かんない曲が多いのも事実(笑)。
今日の曲もジャパンでは全く無名。米国でも多分誰も知らない(笑)。「Paradise Garage」オンリーなトラックですが、最高の一品♪
何となくフリースタイルな感じで、ベースは「MFSB – Love Is The Message」を彷彿させてくれます。まあ、そこはご了承下さい(笑)。
歌うはマイナー過ぎて他の曲は存じませんが「Collette Thompson」。女性です。
トラック同様、淡々と歌ってますが、時折聴ける高音ヴォイスが最高♪ 大音量で聴いたら発狂もんです。
ミックスはレジェンド「Timmy Regisford」と「Boyd Jarvis」! Timmy師匠には曲だけでなくDJ学でもかなり勉強させて頂きました。今更ながらリスペクトを表示させて頂きます♪
Clubで掛かる曲はメジャー、マイナー、関係無し。そこでプレイされるクオリティ・要素があるか否か…そんなエントリでした。簡単だったけど、読んでくれてありがとうございます♪
Chocolette – It’s That East Street Beat [Supertronics:1985]