Dennis DeYoung – Desert Moon [A&M:1984]

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「Desert Moon」は宇宙的な意味の場所じゃないんだ。無邪気だった子供の頃にいた、特別などこかを指したものなんだ。そして僕らが「戻れたらいいな」って思っている場所のことでもあるんだ…….「砂漠の月」の意味について「Dennis DeYoung」はこう語っています。
 

誰だって何処かに愛着を感じる場所があるもんです。それが生まれ育った所か、自分自身を見出した街なのか…..人それぞれですが。
 
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“Is this the train to Desert Moon?” was all she said

これはデザートムーン行きの列車?
彼女はそう尋ねたんだ

But I knew I’d heard that stranger’s voice before
I turned to look into her eyes, but she moved away

僕はその人の声に聞き覚えがあったから
振り返ると、もう彼女はいなかった

She was standing in the rain
Trying hard to speak my name
They say first love never runs dry

彼女は雨の中に立っていて、
僕の名前を呼ぼうとしてた
皆、初恋は決して消えたりしないって言うよね

The waiter poured our memories into tiny cups
We stumbled over words we longed to hear
We talked about the dreams we’d lost, or given up

ウエイターがカップに詰めた思い出を運んで来る
僕らは聞きたくて仕方ないのに言えない言葉
僕らがあきらめてしまったその夢について語ったんだ

When a whistle cut the night
And shook silence from our lives
As the last train rolled towards the dune

汽笛が夜を切り裂いて
僕等の生活から静けさを奪い
最終列車はそのデザートムーンへと向かったんだ

Those summer nights when we were young
We bragged of things we’d never done
We were dreamers, only dreamers

夏の夜だったね 僕等は若かった
僕らは実現できないモノを誇らしげに語ってた
僕らは夢を見てたんだ、ただ夢をみていた

And in our haste to grow too soon
We left our innocence on Desert Moon

僕らは急ぎ過ぎて、まもなく大人になって、
デザートムーンにその無邪気さを置いてってしまった

We were dreamers, only dreamers
On Desert Moon, on Desert Moon
On Desert Moon, Desert Moon…

僕らは夢を見てたんだ、ただ夢をみていた
デザートムーンに
砂漠の月に…

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何だがシンミリ来ます。年取ったんだな(笑)。でも最高の曲です♪
 
 
PVは歌詞に沿う形で、ロックシンガーになり成功した男が故郷に帰り、久々に友や家族に会って、元カノ(多分)の近況とか聞いて、街を去る内容。※でもシカゴ行くとか言ってるから後を追っていったのかも?

男が一歩引いて見つめる姿がなんとなく印象的で切ない感を受けるのは自分だけじゃないと思います。男を演じているDeYoungの想いが詰まったPVなのかな…そう思います。

「Desert Moon」ってのはどんな形であれ、皆持っている場所です。
 

そこにたどり着いたか、行く途中なのか、答えは人それぞれ。いつかたどり着けたらいいな….夢を見るのは良い事。素晴らしくエバーグリーンな曲です♪
 
 
Dennis DeYoung – Desert Moon [A&M:1984]