11歳の頃からドラムを叩いていた「Earth, Wind & Fire(EWF)」の創始者「Maurice White(故人)」は、医者の息子として生まれたけど、親の意思に反して音楽教師になるためシカゴ音楽学院に入学し、自身が描く夢へと進みました。
◆Maurice White
その後、セッション・ミュージシャン等を経験しキャリアを積んだWhiteは、「EWF」の前身「The Salty Peppers」を結成しシングルをリリースするもあまりパッとしませんでした。
ある日Whiteは「The Laws Of Success」という本から学んだ法則によって、自身の星座とイメージするバンド象を合わせ新たなバンドに改名します。
占星術によると、Whiteの占星図(射手座)にはEarth, Air & Fire(土と空気と火)の3つの要素がある事を知りました。そこに水が無い事を知ったWhiteは、「Air」を「Wind」に替え、ここに70年代から80年代を象徴するFunkバンドが誕生したのです。
※何故水が無いと「Air→Wind」になったかは分かりません。
本日の曲「宇宙のファンタジー(邦題)」は1977年に発売された9thアルバム「All ‘N All(太陽神)」 からシングルカットされた楽曲。全米32位、同じくR&Bチャート12位を記録。日本でもディスコ・ブームの追い風に乗って、洋楽シングルチャートで1位となったお馴染みの曲です♪
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Every man has a place,
in his heart there’s a space,
人は皆、自分だけの宇宙を心に持ってる
And the world can’t erase
his fantasies
誰も皆の想いを消すことは出来ないんだ
Take a ride in the sky,
on our ship fantasii
空を飛ぼう 僕等の夢の船に乗って
All your dreams will come true,
right away
もうすぐ全ての夢が叶うんだ
And we will live together,
until the twelfth of never
ずっと一緒
永遠にいつまでもね
Our voices will ring forever,
as one…♡
2人の声は1つになって
ずっと響き続けるんだ…♡
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この曲、ちょっとテンポが遅いです。だけど皆さん知ってる定番ソング。ディスコじゃチーク・タイム(死語)明けの1曲目にプレイして、お客さんを踊らせる事が出来る(今でも)貴重な鉄板チューンなんです♪
この曲のおかげでこの後、緩めのプレイリストでジワジワとフロアをキープ出来たんもんです…シミジミ…まあ、1曲目以降の選曲でハズした事もありますがね(笑)
Whiteはバンドのイメージを描いた時、絵を描いて誰にも見せずに隠し持っていました。自身の未来像を現実化するために。そのため、集められたメンバーはWhiteの精神的なイメージに従った生活をしました…大変だったと思います…
画いた細密画は初の全米No.1となった「Shining Star(1975年)」の成功後取り出し、バンド・メンバーに公開したそうです♪
Earth, Wind & Fire – Fantasy [CBS:1978]