Fab 5 Freddy – Change The Beat [Celluloid:1982]

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Hip Hop ≒ Rap


近年この様な認識が世界標準化されていますが、実のところそうではない…ちょいとウンチク話。


「Hip Hop」とは文化です。1970年代にN.Y.のブロンクスで生まれました。この街の若者達が、気軽にパーティを楽しむために、公園等で始まったとされています。


文化には要素があります。「Hip Hop」は主に、DJ , Rap , Breakdance , Graffitiの4つの要素で構成されています。後に「ブロック・パーティー」と呼ばれる様になった、この小さな集まりが、所謂「Old School」の始まりなんですね。

                 
DJがレコードを回し…
MCがRapを披露…
ダンサーが踊り…
グラフティ・アーティストが描く…

               
色々なメッセージが発信されていく中で、それを一番ストレートに伝えられるのは、「Rap」…..だと思います。やはり言葉で直接訴えるのは大きいですね。


自分のライフスタイルであったり、社会に対するアンチテーゼだったり、明確なルールは無いのですが、貧困層を発端に広がったこのムーブメントが、世界中に影響を与え、広まったのは事実。

                


そしてここから歴史に名を残すレジェンド達が誕生しました。今回紹介する「Fab 5 Freddy」も、「Hip Hop」界のパイオニアの一人です。


元々グラフィティ・アーティストとして活動をスタートした彼は、「MC」、「Hip Hop」の歴史家としても活躍し、音楽活動に於いても名を残します。特に今回聴いてもらう彼のデビュー曲、「Change The Beat」の、エンディング(5秒程度)を聴けば、どれ程の影響を与えたのか理解できます。

                  
先ずは聴いて下さい。

ピー(電子音) 
Ahhh This Stuff Is Really Fresh

何が新鮮なのかはスルーしてくださいw

                    

                   
「Hip Hop」の事を全く知らない、興味の無い人でも、音楽好きなら反応するハズです。特に「Ahhh」と「Fresh」…間違いなく世界で一番スクラッチされて、サンプリングされた曲なのです。

                
因みに本曲は、「Fab 5 Freddy」による「Male Version」と、「Beside」による「Femaile Version(French Rap)」の2つのバージョンがあり、件のフレーズは後者のエンディングで聴くことが出来ます。

                
音楽史に残る曲です。是非聴いて下さい。

              

ではまた~♪

                     
Fab 5 Freddy – Change The Beat (Femaile Version) [Celluloid:1982]