First Choice – Doctor Love [Salsoul:1977]

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「House Music」って何だ?

スタートはここだった。しかし情報が無さすぎる。雲を掴む様なものだった。今風に言えばクラウドか(笑)?

「House Music」の音作りは基本的に生音ではなく、サンプリングによる「打ち込み文化」から成り立ってます。

その音源は様々で、
Disco、Soul、Funk、Rock、Pop、Latin…..

何でも取り込んでしまう。

だけど何でも受けいれられる訳ではない。当然です。この世界はとてもシビア。まあこれはどの世界でも同じです。

そしてこの音楽を追って遡って行くと必ず出会うのが、Philadelphia Soul:フィラデルフィア・ソウル(以下、フィリー・ソウル)。

特に

Philadelphia International Records
Gold Mind Records
Salsoul Records

あたりのレーベルが要チェックでして、片っ端から買いあさったもんです。

そんなフィリー・ソウルを代表するグループと言えば何といっても、「First Choice」。特にメイン・ボーカルの「Rochelle Fleming」のサンプリングでいったい何曲のトラックが生まれた事か!数え切れません。

今回聴いてもらう曲は数ある「First Choice」の楽曲の中でも1、2位を争う名曲で、多数のカバー、サンプリングされた正に Roots Of House Music の一つなのです。

かつて音楽雑誌「ADLIB(2010年休刊)」で、「ミッシーナのNY緊急報告!!」を連載していたミッシーナ氏がある誌面で語りました。

一部を抜粋させて頂きます。

ハウスの魅力とは、70年代ディスコが白人化される時点で失ったブラックネスを持つグルーヴであり、それは生理的とでも言うべき不思議な熱狂間、高揚感を持つ…..

今こんな事をクドクド言っても何だこのオッサン扱いされるのがオチですが、とても的を得た説明だと今も思います。

そして「Doctor Love」からそれを感じてくれたら喜ばしい限りです。

ではまた~♪

First Choice – Doctor Love [Salsoul Records:1977]