Fleetwood Mac – Dreams [Warner:1977]

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「Fleetwood Mac」は1967年に結成された英国発のロック・バンド。「Chicken Shack」「Savoy Brown」と並び、3大ブリティッシュ・ブルース・ロックの一角として称され、50年以上のキャリアを誇り現在も活動中のレジェンド。

1970年代半ばからソフト・ロック路線に転換し成功を収めた「Fleetwood Mac」ですが、バンド内の様々な問題(殆どがバンド内の恋愛事情)によりかなり不安定な状態でした。当時のメンバーは5人(男3女2)。

「Mick Fleetwood」の離婚(妻はメンバーではない)、「Lindsey Buckingham」と「Stevie Nicks」が別れ、「John McVie」と「Christine McVie」も離婚したにも係わらず、全員がバンドに残っていました。

この状況でレコーディングし、リリースされたのが、累計4,000万枚以上の売上を記録している12枚目のアルバム「Rumours(噂)」。おそらく「Michael Jackson – Thriller」出現まで世界で最も売れていたアルバムです。※31週間全米アルバム・チャート1位

サラッと書きましたが「Rumours(噂)」はもの凄い名盤です。まだ聴いてない人は是非聴いてもらいたいです。で、そこからシングル・カットされ1977年6月18日に全米1位となったのが本日の曲。

かなり淡々としています。不思議な感覚を思わせてくれます。「Stevie Nicks」の歌声に切なさを感じます。ジワジワ来る感じです。

「Dreams」はNicksが書いた曲で、「Lindsey Buckingham」との別れを歌った曲だそうです。別れても同じバンドにいてこれを録音し、ライブでも演奏する訳ですよ。彼らの職人魂とメンタルの強さに驚きを隠せませんね。

意味深な歌詞の一部です。
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Thunder only happens
when it’s raining

雷が鳴るのは雨が降る時だけ

Players only love you
when they’re playing

バンドの皆は一緒に演奏している時の
あなたが好きなだけ

Say…Women…
they will come and they will go

女は近づいて、去っていくの

When the rain washes you clean
…you’ll know

雨に打たれてきれいになれば
あなたも分かるでしょ
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「Stevie Nicks」が歌い、後ろで「Lindsey Buckingham」がギターを弾いてます…女は怖い(笑)。

現在も売れ続けている「Rumours(噂)」からは、「Dreams」を含め4曲のシングルが全米トップ10入りを果たしています。この偉業を成し遂げたのも「Rumours(噂)」が初めてです♪

Fleetwood Mac – Dreams [Warner:1977]