妹ジャクソンとして常に注目され、偉大な兄マイケルとの不仲説、ジャクソン一家の噂、スーパーボウル生放送中のポロリ、50歳で初産・離婚…等、音楽以外で何かと世間を楽しく騒がせてくれる「Janet Jackson(Janet)」。
しかしながらJanetがリリースする作品は全てにおいて非常にクオリティが高く、多くのヒットを生み出しています。Janetは兄以上に時代を取り入れる柔軟性があるのかな…と自分は思ってます♪
Janetのしたたかさ…というか、スゴイのは、大衆受けとコアな音楽ファン向けの作品をバランスよくリリースし、それが全てヒットに繋がっている所。
今日の曲は正に後者の曲で、かなりJazzyでMellow…だけどダンサブル♪ これこそ当時主流になったR&Bの流れに沿った音作りなんです。
1997年、これまでになくプライベートな歌詞とシリアスな内容が話題となったアルバム「Velvet Rope」からの1stシングルとなった「Got Til It’s Gone」は、「Q-Tip」をラッパーとして起用。Janet自身も敬愛する「Joni Mitchell – Big Yellow Taxi」の歌声を大胆、というかそのままサンプリングして話題となりました。
◆Velvet Rope
◆Q-Tip
「A Tribe Called Quest」のラッパー/プロデューサー
◆Joni Mitchell – Big Yellow Taxi [Reprise Records:1970]
プロデュースは盟友「Jimmy Jam and Terry Lewis」! 音楽界を代表する名プロデューサー・コンビ♪ 役者が揃ってますね。売れない訳がありません。
Don’t it always seem to go that you don’t know what you’ve got ’til it’s gone
大切なものを失って初めて気づく…それが当たり前になってはダメよ
↑ Mitchellからのサンプリングです。
曲聴くとJanetとMitchellの声が似てるので、これJanet歌ってるんじゃね?って思ってしまいます。まあ、どっちにしても著作権は発生しますけどね。
この曲を書いた背景は存じませんが、音楽センスはスゴイと感心せざるを得ない楽曲だと自分は感じてます。ここに関しては兄ちゃんを超えてますYo♪ Janetに会ったら言っときますね…….まあ、そんな機会はないでしょうけど(笑)。
Janet Jackson – Got Til It’s Gone [Virgin:1997]