Janet Jackson – When I Think Of You [A&M:1986]

ホーム / 80s / Janet Jackson – When I Think Of You [A&M:1986]

偉大な兄弟姉妹の末っ子(10番目)として生まれ、7歳の頃から演技の舞台に立ち、アメリカのテレビドラマを中心にそこそこの活躍をしていた Janet。

当然歌の世界にも進む訳ですが、日本と違うのは、七光りが通用しにくい事と、それを音楽ファンがちゃんと分かってる事(当たり前の事だけど、日本じゃどうなんだろ?)。

勿論 Janet本人もそれを理解していて、実際彼女の1st、2nd アルバムは決して商業的にヒットしたとは言えない売上でした。

段々と重くなる「ジャクソン・ファミリー」のプレッシャー。3つ目が勝負となる…コケればもう後がない。

そして後に Janet本人が「実質的な私の1stアルバム」と語った3rdアルバム「Control」をプロデュースしたのは、ミネアポリスで活躍中のPrince一派のプロデューサーコンビ「Jam & Lewis」

先で述べた「ジャクソン・ファミリー」の重圧からの脱却と、Prince の影響下から離れ、プロデューサーとして自立したい両者の想いが合致し、この3枚目のアルバムは大成功を収めます。

本曲はこのアルバムからの3枚目のシングルで、邦題は「あなたを想うとき」。

タイトルから推測出来ますが、好きな人の事を考えると、どうしようも無くなってしまう人の気持ちを歌った曲。※誰だって経験あると思います。

◆ちょっと歌詞紹介
———————————-
Ooh, baby, anytime my world
gets crazy
All I have to do to calm it,
Is just think of you

心がおかしくなって、落ち着かせる時、
いつもあなたを想うのよ

‘Cause when I think of you, baby,
Nothin’ else seems to matter
‘Cause when I think of you, baby,
All I think about is our love

あなたを想う時、他はどうでもいい
あなたを想う時、2人の愛の事だけ考えるの
———————————-
 

この一途でキャッチーな曲が Janet 初の全米1位となり、彼女は「妹 Jackson」から「Janet Jackson」へと、広く認知される事となったのです。

※この1位によりソロで全米1位を獲得した初の兄妹アーティストとなりました。

余談ですが、この曲の PV には当時まだブレイクしていなかった「Paula Abdul」が振り付けを担当し、PV にも登場しています。彼女もまた後に、「Babyface」にプロデュースされ成功の道を辿っていきます。

その話はまたいつか♪


 
  
Janet Jackson – When I Think Of You [A&M:1986]