Jellybean…
食べ物(お菓子)ではありません。
Androidのバージョン(4.3)でもありません(笑)。
日本ではなぜかほぼ無名ですが、1970年~1980年のダンス・ミュージック・シーンを牽引した最重要人物の1人…それが
John “Jellybean” Benitez
通称「Jellybean」なのです。
1957年に生まれ、幼少期をN.Y.で過ごした彼は、十代の頃からダンス・ミュージックに夢中になり、プロDJとして様々なディスコ・クラブを渡り歩き、当時N.Y.で超人気のクラブ「Paradise Garage」、「Studio54」等と並び人気だった「Funhouse」のレジデントDJを務める程に成長しました。
その後、レコード会社の関係者やアーティスト等との関係が親密になり、プロデューサー・リミキサーとしての才能を開花します。
Jellybean が現れる前からDJの枠を超えてプロデューサー・リミキサーとして名をはせた人は確かに存在します。
Larry Levan
Arthur Baker
Shep Pettibone
Frankie Knuckles…等々…
しかしながらDJ上がりのプロデューサー・リミキサーとしてメジャー・アーティストと関わり成功した第一人者は間違いなく Jellybean だと自分は断言します。
当時のダンス・ミュージック系のアーティストや、リミックスされた12インチ・シングルを見て下さい。必ずと言っていい程「John “Jellybean” Benitez」のクレジットを確認出来ます。
A-ha
The Bangles
Billy Joel
Cher
David Bowie
Denise Williams
Donna Summer
Fleetwood Mac
Hall & Oates
Huey Lewis and the News
Irene Cara
Paul McCartney
Talking Heads
USA for Africa
Whitney Houston…
他にもありすぎて書き切れない!!!
凄すぎます!
でもね…Jellybean の最高傑作はやはり
Madonna
これに尽きます!
ま、 Jellybean は Madonna の元カレでして、当然 Jellybean は Madonna の音楽にも関わってます。
1stアルバム Madonna の複数曲を手掛け、リミックスを担当。この蜜月関係は彼女を世界的に有名にした、Like A Virgin まで続きます。
当然ですが Jellybean は自身の音楽をプロデュースしています。
Madonna の1st後、彼は自身の1stアルバム「Wotupsk:1984年」を
リリース。ガールフレンド(当時)だった Madonna が2曲目のシングル
「Sidewalk Talk」を作曲し歌いました。
この組み合わせは大当たりし全米ダンス・チャート1位を記録。当時の流行であったフリー・スタイル・ディスコと Jellybean のラテンの血が、Madonna のキャッチーなボーカルと見事にマッチ。
Jellybeanトがトラック・メイカーとしての地位を確立した曲の1つなんです♪
ま、改めて考えてみるとこの2人はどちらかというと Jellybea の方が夢中だった様な気がします。Madonna も彼の事を好きだったと思いますが、Madonna のStep(踏み台)だったのかな?
でも Jellybean の功績はホントに凄いんですよ♪
ではまた~♪
Jellybean – Sidewalk Talk [EMI:1984]