「House Music」って暗い、とか、地味、とか…創世記から言われ、過渡期を向かえて再び同じことを言われる…。結局暗いんですよ(笑)。
なんせ元を辿れば黒人ゲイ・カルチャーの産物(副産物かもしれない)。そして薬物とは切っても切れない関係が共に欲求を追い求める中、曲自体が長くなり単純なビートを反復させる事で、Seventh Sense(第7感)覚醒へと繋がったと自分は考えます。
◆Seventh Sense
視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感+霊感等の第六感を超えた先にある第七の感覚。「Larry Levan」は常にこの感覚覚醒を念頭にDJ、曲作りを行っていた。「聖闘士星矢」とは関係ないです。
今日の曲もまあ、暗くて地味です。「こんな曲需要あるのか」…そんな声が聞こえてきます。実際そうなんですけどね。日本じゃまず殆どプレイされてないでしょ。こんなの掛けたらフロア爆死ですよ…爆死しましたがね(笑)。
前置き長いね、スミマセン。
「Jovonn」はN.Y.のダンス・ミュージック・シーンで、アンダーグランドなスタンスをずっと保ち続ける伝説的且つ重要な存在。
本曲は「Jovonn」発のメジャー・ヒット。これを「WEA(Warner Music Group)」からリリースさせるメンタルの強さは凄いぞ。DeepでDope、そしてCool! もう何書いてんのかわかんなくなって来たけど(笑)、これにJazzyな要素が加わり渋さ倍増♪
で、肝心なN.Y.での反応はどうかって言うと、やはりこの地は違うね。当時「Tony Humphries」を筆頭に多くのDJがプレイし、かなりヒットしましたよ。でもアンダーグランド・ヒットですがね。因みにビルボード・ダンス・チャートのトップ10入りを果たしています。
◆Tony Humphries
N.Y.ブルックリンで生まれ育ち、1970年代後半からDJ活動を開始。世界中のDJ・プロデューサー達へ多大な影響を与え、多くのサウンドを世界ヒットへと導いたレジェンド。
「嫌い嫌いも好きのうち」
一回聴いてみてください。出来れば爆音で。もしかしたら「Seventh Sense」への道が見えてくるかもしれませんよ。Tony先生、ありがとうございます♪
Jovonn – Turn And Run Away [WEA:1990]