音楽業界における「サンプリング」という
手法には今も昔も賛否両論、様々な意見が
あります。
今日ではネタ元に対するリスペクトは当然
であり、楽曲を使用するにあたってのロイ
ヤリティの支払いが、著作権の観点から
世界各国(全てではない)で法整備されて
います。
今日の曲、サンプリングされた実績では
かなり上位に位置します。何ならトラック
そのものが使用され別の曲になっちゃった
りしてます。誰が使ったかって?
ちょっとググるだけでもズラッと
出てきます。
Pete Rock & C.L. Smooth
LL Cool
O.C.
Mary J. Blige
Redman
Doug E. Fresh
The Notorious B.I.G.
Nas …..
Hip Hop系のアーティストが多いんですが
、ありすぎて書ききれません。もの凄い
ヒット数です。
被サンプリング選手権とかあったら間違い
なく「キタサンブラック」並みの優勝候補
ですよ。
何でこんなに使われるのかな?BPM(曲の
速さ)的に Hip Hop、R&B に適してるの
もあるんだけど、カギはベース・ライン♪
この唯一無二とも言えるフレーズがクリエ
イターの琴線に触れるんです。もちろん
アーティストでなくても皆反応してしまう
…これが重要なんです。
「Keni Burke」はシカゴ発の Soul/Funk
系のアーティスト。1970年代初期から活動
し、今も現役で頑張っています。
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「Risin’ To The Top」は間違いなく
Burke の代表曲です。ベースだけじゃない
ですよ。トラック全体の透明さと浮遊感、
そして何たって前向きな歌詞が最高です。
タイトルからその想いが伝わってきます。
今日の PV は歌詞(英語)付です。そん
なに難しくないと思うので(自分にはそう
でもない)、是非PV 観ながら聴いて下さ
い。印象的な部分は、
「Give it all you got」。
「精一杯頑張って全力を尽くせ」って
意味で使われます。激励なんですね。
マッタリしてますが力強いメッセージ
なんです ♪
Keni Burke – Risin’ To The Top [RCA:1982]