貧しい少年時代を過ごしていた「James Todd Smith」は9歳の若さでラップに目覚め、ターンテーブルを使いデモ・テープを大量に作りレコード会社に送り続けました。
それが「Def Jam Recordings」に所属する「King Ad-rock(Beastie Boys)」の耳にとまり、16歳の時「I Need A Beat:1984年」でデビューします。アーティスト名の「LL Cool J」は、「Ladies Love Cool James(女性たちに愛されるクールなジェイムス)」の頭文字をとっています。
◆LL Cool J
本作「Hey Lover」はHipHop界のレジェンド「LL Cool J」と最強のボーカル・グループ「Boyz II Men」がコラボしたR&Bテイスト満載のメロウチューンで、HipHop・R&B界の有名な多くのゲストを迎えて大成功したアルバム「Mr. Smith:1995年」に収録されています。
◆Boyz II Men
また、トラックのネタ元は、史上最高の売り上げを誇るモンスター・アルバム「Michael Jackson – Thriller:1982年」のラストを飾るバラード「The Lady In My Life」が使われています。
◆Michael Jackson – Thriller
「LL Cool J」がレジェンドと言われながら現在も活躍しているのは、時代と共に進化しているからだと思います。
途中「終わった」と言われた事もありましたが、彼は「Old School」で終わることは無く、次々と出てくる新たな「New School」の手本となり、挑戦を受け、尚且つリスペクトされ続けています。
最近は俳優業が目立つ様ですが、まだまだカリスマ・ラッパーとして頑張って欲しいです。因みに「LL Cool J」と私は同じ年に生まれました。そうです、彼は私の同級生なのです(笑)。
「LL Cool J」は2017年にヒップホップ・ミュージシャン初のケネディ・センター名誉賞を受賞しています♪
LL Cool J – Hey Lover [Def Jam Recordings:1995]