Lou Reed – Walk On The Wild Side [RCA:1973]

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曰く「パンクの詩人」
曰く「ロック詩人」
曰く「20世紀以降における最重要アーティスト」


「Lou Reed」を語る人々は皆この様に彼を形容します。

斬新かつ挑戦的な音楽性、独創的なギター、人間の暗部を深く鋭く見つめる独特の世界観、様々なスタイルを持つボーカル….。50年近いキャリアで膨大な数のアルバムをリリース。

「Lou Reed」は音楽の芸術性向上、イノベーションに多大な貢献を果たし、後のパンク・ロック、ニュー・ウェイヴ、オルタナティヴ・ロック、引いては音楽界全体に影響を及ぼしました。


そんな「Lou Reed」の曲の中でも一番有名ながこの曲「Walk On The Wild Side:ワイルド・サイドを歩け」だと思います。

ちょっとダウナーなベースがとても印象的で誰もがどこかで聴いた事があるのではないでしょうか。

この曲には5人の人物が登場します。「Lou Reed」の周りにいた人や、「Andy Warhol」のスタジオに出入りしていた人がモデルになっています。皆それぞれのワイルド・サイドを歩いている人達です。


この曲は普通の生き方をしていない(一般人からみれば)「はみ出した人たち」を紹介して「おまえらもこっちにこいよ」と歌っています。

歌詞には放送禁止用語も使用されていて、こんな曲が40年以上前に作られて、それが全米16位、全英10位を記録します。

凄いですね、流石自由の国アメリカ!。しかも米ホンダのスクーターのCMソングとして使用されました。意味解ってんのかな?(笑)。


残念ながら「Lou Reed」は肝臓疾患の関連病のため2013年10月27に71歳で亡くなりました。振り返ってみると彼の生き方こそが「Wild Side」だったと思います。誰も真似なんか出来ません、ホントに凄い人でした。

彼の武勇伝や伝説はいつかじっくりとエントリしたいと思います。その時までに自分も自分なりのワイルド・サイドを歩けたらなと思っています。

               
Lou Reed – Walk On The Wild Side [RCA:1973]