「Madonna」の1980年代最後のアルバムに
なる「Like A Prayer」(4枚目)は、
本人にとってかなりターニングポイントに
なる作品だと思う。
私生活では4年間続いた俳優「Sean Penn」
との離婚。そして大きな変動を遂げていた
音楽シーンに対して「Madonna」自身が
どう向き合ったか等、それまでのスタイル
とは全く違う姿勢を表した内容。
この当時「セックス・シンボル」、「ポッ
プ・アイコン」として絶大な人気と地位を
確立していた彼女でさえ、時代の流れを
意識したサウンドを追求せざるを得なかっ
たんですね。
今日の曲は同アルバムからの1stシングル。
発売前からかなり話題になってたな。米国
では、シングルとしてラジオで流される前
にTV CMで流される音楽史上初の楽曲だっ
たり、PV がその内容をめぐって論争が起
きて、結局、CM、PV 共に放送禁止になっ
たりとお騒がせなトコは相変わらずでした
ね。
でもこの曲、素人・玄人問わず、かなり評
判が良いんです。ハッキリ言ってこれはゴ
スペルですよ。しかもゴスペルだけでなく
、R&Bの要素も取り入れられています。
この貪欲な吸収力こそ「Madonna」の真骨
頂。そしてそれが何故か本人オリジナルと
なってる事が..「Vogue」の事なのはナイ
ショ(笑)。
因みにアルバム「Like A Prayer」は、
パチョリを使用した彼女特製ブレンドの
香水がブックレットに混ぜられていて、
いまだにこの匂いが消えずに嗅ぐことが
出来るんですね。
◆パチョリ
シソ科ミズトラノオ属の植物である。ハー
ブの一つであり、主に精油(パチョリ油)
に加工され利用される。古くから香や香水
に用いられています。
たまにこのアルバムを手にした時、レコー
ドに顔を近づけなくても「Madonna」の匂
いを感じます。色んな事があったもんだ..
匂いは見る事出来ませんが、記憶を感じる
事は出来ます。そんな事を想いました♪