2ndアルバム「Like A Virgin」で世界屈指のセックス・シンボルとなり、スーパースターへと登りつめた「Madonna」。
本日の曲「Papa Don’t Preach」は、そんな「Madonna」のアルバム中、世界で最も売れた3rdアルバム「True Blue」からの2ndシングル。
この曲って「Like A Virgin」とか「Material Girl」等と違い、かなりイメージが異なります。
未婚、未成年での出産
これがクローズアップされた歌詞で、当時、否、今でも米国が抱える問題を歌った曲を「Madonna」はアルバムの1曲目に選曲したのです。
ま、アメリカだけの問題ではないですが…
この曲について「Madonna」はこう語っています。
私が若い女の子に家を出て子供を作るのを勧めてるって言われそうで、最初はバカな曲だなって思ってた。
でも思い直したの。これは自分の人生の決断を下そうとしてる女の子を歌ってるって。
彼女(曲中の主人公)は父親ととても強い絆で結ばれていて、その繋がりを失いたくないと思っている。これが私は人生で一番祝福すべきことに思えるの。
イントロが弦楽器。曲中でも演奏されますがインパクト強いです。しかもアルバムのリードオフマン♪ Madonna…スゴイっす♪
Papa I know you’re going to be upset
‘Cause I was always your little girl
父さん、分かってる。
あわてさせちゃうよね。
だって私ずっと
父さんの小さい娘だったから
But you should know by now
I’m not a baby
でもね、もう分かって欲しいの
私は子供じゃないってことを
You always taught me right from wrong
I need your help,
daddy please be strong
父さんはいつも正しいことと
間違ってることを教えてくれた
私 今 助けてほしいの
父さんお願い、気持ちを強く持って
I may be young at heart
But I know what I’m saying
まだ未熟かもしれないけど
自分の言うことは分かってるわ
The one you warned me all about
The one you said I could do without
いつも私に注意してたよね
父さんが近づくなって言った人と
We’re in an awful mess,
and I don’t mean maybe…please
私達すごく混乱してるの
でも、多分そうじゃない…お願い
Papa don’t preach,
I’m in trouble deep
Papa don’t preach,
I’ve been losing sleep
父さん、説教しないで
私、本当に困っているの
父さん、怒らないで
私、ずっと眠れないのよ
But I made up my mind,
I’m keeping my baby
I’m gonna keep my baby…
でも私決めたよ
この子を産むって
この子を護るって…
PVもしっかり作られています。
父と娘だけの中流家庭。少女時代の幸福な時代から成長し、一人の青年と出会い、愛し合った結果、妊娠してしまう…
ありがちと言えばそうかもしれませんが、じゃあそうなったらどうなるのか、どうするのか…結果どうなるのか…Madonna流の問題提起…だと自分は思います。
父親役は1970年代から数多くの作品に出演し、「The Godfather Part II」「The Professional(レオン)」や「Do the Right Thing」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた「Danny Aiello」♪
もちろん娘役は当時アラサー、でもティーンエージャー役「Madonna」
PVラスト
気まずい2人は何だかんだと手を取り合いハグします。
この後どうなったのかな…それは皆さんが考えてください。
ではまた~♪
Madonna – Papa Don’t Preach [Sire:1986]