Marvin Gaye – I Want You [Motown:1976]

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「Marvin Gaye」は苦労人だ。キリスト教ペンテコステ派の説教師だった父の躾の範囲を越えた精神的虐待から逃れるため音楽に没頭し、音楽の下地を養い商業的に成功を収めましたが破産。後援者のサポートにより復活を遂げます。

◆Marvin Gaye

  
  
「Marvin Gaye」は計9枚のアルバムをリリース。どれも評価が高く、通常の音楽ファンからコアなミュージック・フリークの支持を受け続ける数少ないアーティストの1人です♪
  
  
本日の曲「I Want You」は同名アルバム(5枚目)のタイトル・チューン♪

このアルバムってかなり完成度高く売り上げもよかったんです。全米4位、R&Bチャート1位、全英4位…etc

しかしながら、最も評価が高い1stアルバム「What’s Going On(1971年)」、2ndアルバム「Let’s Get It On(1973年)」の影に隠れ、イマイチ評判が良くないって感じてるのは自分だけじゃない気がします…

 
実は「I Want You」、Motownのソングライターだった「Leon Ware」が自分のために作った曲。これを聴いたMotown社長、「Berry Gordy」がなかなか新作を作らない「Marvin Gaye」にしびれを切らし、この曲を聴かせ、歌わせた…
  
 
こんな逸話があるセクシー・チューンを「Marvin Gaye」は17歳年下だった恋人「Janis Hunter」の為に歌い1977年に結婚したのです。

◆Marvin Gaye & Janis Hunter

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I want you, the right way
I want you
But I want you to want me too

君が好きだ わかるでしょ
君が欲しいんだ
でも、君にも僕を好きでいて欲しい

Want you to want me baby
Just like I want you

僕を愛して欲しいんだ
僕がみたいに

Oh, I’ll give you all the love
I want in return, sweet darling

僕の愛のすべてを捧げるよ
だから僕を愛して 

But half the love is all I feel

でも半分しか愛を感じないんだ

Ooh, it’s too bad
it’s just too sad
You don’t want me now

良くないな
悲しすぎる
僕の事愛してないのかな

But I’m gonna change your mind
Someway, somehow, oh baby

でもね、君の気持を変えてみせるよ
どうにか、何とかして

I want you, the right way
I want you
But I want you to want me, too

君が好きだ わかるでしょ
君が欲しいんだ
でも、君にも僕を好きでいて欲しい

I want you to want me baby
Just like I want you…

僕を愛して欲しいんだ
僕が愛してるみたいに…

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かつて「松任谷由実(ユーミン)」は自身のラジオ番組で「I Want You」をオンエアしこんなコメントを残したそうな。

「Marvin Gayeって声が悲しくて色っぽい。濡れてる。野性もあり、知性もあり、そのバランスがとれていて、見事に洗練されてる。スタイリッシュです…」

この後もコメントは続きますが流石「松任谷由実」♪ 的確だな。申し訳ないけど、自分は「ユーミン」の曲全く興味ありませんが流石の一言ですね♪
  
◆松任谷由実

  
  
1984年4月1日の12時半頃、「Marvin Gaye」は自宅で両親の喧嘩を仲裁した際、父「Marvin Gay Sr.」と口論になり、激昂した父が拳銃を発砲。「Marvin Gaye」は45回目の誕生日前日、この世を去ったのです…
  
  
Marvin Gaye – I Want You [Motown:1976]

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