1983年…ポップ・ミュージックの世界で特別な年代である80sの中でも格別な年…。
1983年は「Michael Jackson」(以下、MJ)抜きには語れない。まさしく「MJ YEAR」と言ってもいい。彼はこの年の音楽チャートを席捲したのです。
説明不要、永遠のベスト・セラー・アルバム、「Thriller」からの2ndシングルである本曲は、まず、黒人のビデオの放送はしないというMTVの暗黙のルールを覆しました。
「Beat It」のエントリでも触れましたが、「Billie Jean」は「MTV」で放映された初めてのメジャー黒人アーティストの曲となり、「MJ」は史上初のポップとブラックの両部門で1位となったアーティストとなったのです。
当時、プロデューサーの「Quincy Jones」は、タイム誌のインタビューで語りました。
「ブラック・ミュージックはポップ・ミュージックの源泉なのに、いつも脇役だった。マイケルがそれを一つにしてくれたんだ。」
まさしくその通りですね。
「Billie Jean」にはいろんな逸話や噂があります。
MJ自身がストーカーに遭遇した内容である曲、
MJの隠し子の事を歌った曲、兄のJackieの実体験を基にして作られた曲、様々な憶測を産んだ曲なんだけど、そんな事はどうでもいいですね。
それ程素晴らしい曲だと私は思います。
もう一つ付け加えると、「MJ」の代名詞、ムーン・ウォークを初披露したのが、この「Billie Jean」なんです。
これは「Motown25周年記念コンサート」のライブでのお披露目なんですが、既に「Epic」に移籍済なのに古巣で別レーベルの新曲を歌うという異例の待遇!
何度観ても感動・感激です。個人的には最後のお辞儀がとても若者らしくて好感度◎です。
Billie Jean – Motown 25th Anniversary Live [1983/03/20]
続けて本編も!
こちらも最高にカッコイイです。
「Michael Jackson」…最高です。
ありがとう!
Michael Jackson – Billie Jean [Epic:1983]