「Minnie Riperton」はシカゴ(米国)発のアーティスト。幼少の頃から音楽に親しみながら、1966年にソロデビューするもヒットには恵まれませんでした。
この頃にRipertonはプロデューサーの「Richard Rudolph」と結婚。2児を儲けプライベートでは恵まれた生活を送り、約2年間ショウ・ビジネスの世界から姿を消しました。
◆Minnie & Richard
子育てと旦那の曲を書いて過ごした2年は事実上「引退状態」だった訳ですが、1971年に「Stevie Wonder」のバック・コーラスに抜擢され、1974年12月にWonderのプロデュースで自身2枚目のアルバム「Perfect Angel」をリリース♪
◆Stevie & Minnie
実はStevie Wonder、ヒットが出ていない頃からRipertonに注目してたそうです。
で、ある日Wonderのコンサート会場でRipertonが彼の音楽に対する思いを語った際、Wonder師匠は彼女をファンの1人としか思っていませんでした。
一応名前を訊くと、自分が注目しているアーティストだと知り、Wonderはかなり驚いたらしいです。人の縁って不思議ですね♪
今日の曲は「Perfect Angel」からのシングルで、Ripertonの5オクターブの声をあますところなく生かした自身最大のヒットです。きっと誰もが何処かで耳にしたことがあると思いますよ♪
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Lovin’ you is easy
’cause you’re beautiful
あなたは素敵だから好きになるのは簡単よ
Makin’ love with you
is all I wanna do
あなたと愛を交わす事が
私の全ての望み
Lovin’ you is more than
just a dream come true
あなたを愛する事は、
夢が叶うなんてものじゃないわ
And everything that I do
is out of lovin’ you
私がすることは全て、
あなたのことが好きだから…
La la la la la la la la la
la la la la la la
Do do do do do…
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「Perfect Angel」のブックレットに「A Very Special Fan」という署名とメッセージが書かれています。「Fan」は「Stevie Wonder」自身です。
◆Perfect Angel
1976年、Ripertonは乳がんと診断され手術を受けましたが、ガンが腕に転移していることが判明し病状は悪化しました。
「Stevie Wonder」がお見舞いに来た際、Ripertonは「私が待っている最後の人が来た…」と呟いて、1979年7月12日の翌朝に逝ったそうです。
R.I.P. Minnie Riperton
Minnie Riperton – Lovin’ You [Epic1974]