本曲は元々はミュージカル「Chess:チェス」のためのコンセプトアルバム(1984年)に収録されていて、作曲は元ABBAのメンバー「Björn Ulveaus」と「Benny Andersson」、作詞は「Tim Rice」が担当したポップ・チューンです。
内容は意外と深いです。「Murray Head」のラップによって、「澱んだ古い川」(チャオプラヤー川)、「横たわる仏像」(ワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム像)、「ユル・ブリンナー」(映画『王様と私』の中でシャムの王を演じた俳優)といった数多くのバンコクに関する事が歌われていて、それと同時に、
The Queens We Use Would Not Excite You.
我々の使うクイーンは君を興奮させは
しないだろう。
といったように、街の堕落したモラルをあてこすった告発と、それと対比したチェスの知的な潔癖性への賞賛を、皮肉を込めて綴られています。
以前この曲をタイ生活通算10年に及ぶ私の友人に聴かせたところ、歌詞をまじまじと見ながら、もの凄く共感していたのを今でも覚えています。
Wちゃん、また一緒にタイ行こうね!
ではまた~♪
Murray Head – One Night In Bangkok [RCA:1984]