Queen – Another One Bites the Dust [EMI:1980]

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8枚目のアルバム「The Game」からの3枚目のシングルとしてリリースされた本曲は、結果的に「Queen」最大のヒット曲となりました。

◆The Game

                 
               
              
「結果的に」と書いたのは、この曲に色んな逸話があるからです。
        
   
「Queen」は全員が作詞作曲を行い、ギター・キーボード(ピアノ・シンセサイザー・チェレスタも含む)が演奏できるマルチ・タレントの集合体です。

とは言っても大体曲を書くのは「Freddie Mercury」か「Brian May」。でもこの曲はそれまでシングル1曲しか書いていない「John Deacon」によるもの。

◆Queen

    
Deacon
「この曲が浮かんだ時、あまりの馬鹿馬鹿しさにメンバーに言わなかった。だけど、Freddieが是非レコーディングをしようといってくれたんだ」
        
      
何が「馬鹿馬鹿しかった」んでしょう?
  
書かなくても有名な話ですが、この曲は「Chic – Good Times」に余りにも類似しています。特にベース・ラインが…

Deaconもその事を「馬鹿馬鹿しい」って言ってるんだけど、メンバー中最も天才(色んな意味で)なFreddieが推した事でシングル・カットされました。
    
    
「Chic」の「Nile Rodgers」はこう言っています。

「こんな話が出たのは、Johnが僕たちと仲が良くて、スタジオに年中来ていたからじゃないかと思うよ。でもそんなことは構わないんだ。」

Rodgers師匠は心が広い!

◆Nile Rodgers

                   
  
そしてこの曲、当初「Michael Jackson」に提供されたそうですが、Michaelのマネージャーから難色を示されたものの、Michael自身から「ぜひQueenが歌うべきだ」と強く薦められリリースに至ったそうです。
                
◆Michael Jackson

            
             
その他、ドラムの「Roger Taylor」が「あまりにもディスコすぎる」…って不満だったらしく、嫌々ドラム叩いていた…とか、結構問題作だった訳です。
   
  
でもこの曲、ディスコ・クラブやラジオのDJがこぞてってオン・エアー♪

7週で全米1位(当時ではかなり速い)

チャート・イン37週間(かなり長い)

全米ブラック・チャート2位
(英国の白人バンドなのに)
          
    
音楽は人種を超えて支持されるのだ♪
    
    
で、今週はいよいよこの映画が観れる!
   
 
観たらレポートします!
     
    
音楽ファン必見だな♪
            
            
Queen – Another One Bites the Dust [EMI:1980]

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