今週複数の米メディアで危篤状態を報じられていた「Aretha Franklin」が、膵臓がんのためミシガン州デトロイトの自宅で亡くなりました。76歳【1942/03/25~2018/08/16】。
ソウル・ミュージック歌手の中でも群を抜いた圧倒的な歌声で、「Queen Of Soul」あるいは「Lady Soul」と言われたレジェンド中のレジェンドは、1950年代から音楽キャリアをスタート。
シングル、アルバムは数えきれなく、また同様にヒット曲も無数でグラミー賞を20回受賞。1987年には女性として初めて「ロックの殿堂」入りを果たす等、ジャンルを問わず米国を代表するアーティストなのです。
何てったってデビューから61年…本当に凄いキャリアです。2005年には大統領自由勲章を受賞、2009年にはオバマ大統領の就任式で祝唱を披露。ジャンルどころか人種を超えた存在です。
アーティストとして「Aretha Franklin」の凄い所は歌唱力だけじゃありません。初の全米1位がカバー曲(Otis Redding – Respect)だった様に、カバー曲でさえも独自の世界観で歌い、自身の代表曲としてしまう表現力…これも与えられた才能なのです。
彼女からは、音楽以外にも沢山の事を教わった気がします。決して大袈裟ではないのです…
本当にお疲れさまでした。
R.I.P. Aretha Franklin…
Aretha Franklin – I Say A Little Prayer (1968)
Aretha Franklin – (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (1967)