R.I.P. Prince

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Prince(本名:Prince Rogers Nelson)
[1958/06/07 – 2016/04/21]


今日はこの訃報で仕事も何もかも上の空の状態です。まだ57歳。

何て早すぎるんでしょう。ショック過ぎます。言葉になりません。

今日は世界中が紫に染まっています。世界中で彼を追悼しています。

                 


「ペイズリー・パーク(Princeの自宅)」にファン達が集まりフェンスを紫の花で飾りました。


「Prince」の地元、ミネソタ州ミネアポリスを拠点とする大リーグのミネソタ・ツインズは、ホーム球場「ターゲット・フィールド」を紫のライトで照らしました。


オバマ米大統領は、

「世界中のファンとともにプリンスさんの突然の死を悼みたい。彼ほどポピュラー音楽に大きな影響を与え、その才能で多くの人たちを魅了したアーティストはいない。すばらしい演奏家、卓越したバンドのリーダー、そしてしびれるようなパフォーマーだった」

と声明を発表し「Prince」の死を悼みました。

                    


「Madonna」は「Prince」と一緒に写った写真とともに、

「彼は世界を変えた。真の先見性があった。なんという喪失か、大きなショックを受けている」とInstagramに投稿しました。


その他「Quincy Jones」「Lionel Richie」……数えたらきりがありません。

そんな中で「The Rolling Stones」の「Mick Jagger」のメッセージには何か特別なものを感じます。


「Princeは革命的なアーティスト、偉大なミュージシャン、作曲家、すばらしい作詞家であり、驚くべきギタリストだった。しかし、最も重要なのはあらゆる面で本物だったことだ。プリンスの才能には限界がなかった。過去30年で最も独特で才能あふれるアーティストの1人だった」

              

実は「Prince」の才能を見いだしたのは「Mick Jagger」なのです。意外と思われる方もいると思いますが、こんなエピソードがあります。


「Prince」がブレークする前の1981年。「The Rolling Stones」のツアーの前座を務めたのが若き日の「Prince」でした。

しかし一部のストーンズ・ファンが奇抜な衣装と独特なギターフレーズを奏でる「Prince」に戸惑いと反感を持ち、ある会場(米国)で大ブーイング。

更にキャベツや鳥の死がいを投げ込み「Prince」はショックを受けその場に立ちすくみます。その時、ステージに現れたのが「Mick Jagger」でした。


「お前らにPrinceの良さはわからねえだろうな」


そう言って「Mick Jagger」は「Prince」の肩を抱きステージからはけました。それ以来ずっと2人の友情は続いているのです。

                
「Prince」はグラミー賞を7度受賞、2004年にはロックの殿堂入りも果たしアルバムやシングルは世界中で1億2000万枚以上の売り上げを記録しています。

また、人種差別など社会問題にも取り組んでいて、こうした功績によって全米黒人地位向上協会から賞を受けています。

勿論これ以上のものを残している事は言うまでもありませんが…..

                   
今日は「Purple Rain」を聴いてもらいます。みんなこの曲で「Prince」を偲んでいると思います。これしか頭の中に流れてきません。でもきっと殿下は「これじゃないだろ」って言ってるとおもいます。

             
ありがとうございます…Prince R.I.P.

                        
Prince – Purple Rain [Warner Bros.:1984]