Rinder & Lewis – Lust [AVI Records:1977]

ホーム / 70s / Rinder & Lewis – Lust [AVI Records:1977]

                  


「Rinder & Lewis」は米L.A.を中心に活躍したプロデューサー・チームで、「El Coco」や「Le Pamplemousse」等のディスコユニットとして、知る人ぞ知るコンビです。

                
彼らは70年代に襲来したディスコサウンドをユニット別に表現してきました。特に有名な「El Coco」はモンド・ディスコというコンセプトで、スペーシー・ディスコを展開し、後世に残る曲をいくつも残しました。


「Rinder & Lewis」名義の場合は、基本的なディスコサウンドは踏襲していますが、よりシンセ・サウンド色が強くなっています。


そして一番特筆すべきは何と言っても変態度がレベル・アップしたことです。ダンス・チューンにはこの良い意味での変態臭が非常に大切な要素の一つで、
これのさじ加減一つで印象がまるで変ってしまいます。まあ、ジャケ写から既に
プンプン臭ってきますが(笑)。

                    
今回聴いてもらう曲は「Rinder & Lewis」としての初のアルバム、「Seven Deadly Sins:1977年」に収録されてます。

              
アルバムのタイトルは、カトリック教会で言うところの「七つの大罪」。お察しのとおり、7曲で構成されていて、トラックリストは以下。

              
Lust
Sloth
Gluttony
Pride
Envy (Animal Fire)
Anger
Covetousness

                
アルバム1曲目の本曲は【Lust:色欲】。風と何かの遠吠えで始まり、変態ノリのベースとスペーシーなシンセと反復サウンドが間もなくディープな別世界へ連れてってくれます。


そして【05:50】辺りから展開が変わり変態度が更にアップして約1分後、元に戻ります。全体で9分以上ある曲ですが全く飽きさせないところがこれまた変態のなせる業ですね。最高です。

                
このアルバム、他の「罪」も変態ディスコ満載です。かなりキテるので、ハマり系が好きな人には是非聴いてもらいたいです。

              

「変態」大杉たな…(笑)

ではまた~♪

                    
Rinder & Lewis – Lust [AVI Records:1977]