Rui Da Silva – Touch Me [Kismet:2000]

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「Rui Da Silva」はポルトガルに生まれ、1980年代後半からロンドンを拠点として活動を開始。1990年代前半からクラブ・シーンを席巻し、当時「暗黒のハードハウス」と呼ばれていた、ダークで歪んだトラックを数多くリリース。オーディエンスから圧倒的な支持を得て、「Tribal House」の頂点に君臨しました。

 

その後自らのレーベル「Kismet Records」を設立。2000年に「Cassandra」をボーカリストに迎えてプロデュースした本曲「Touch Me」が全英ポップ・チャートで1位となり空前の大ヒットとなります。

地味ながらジワジワと染みてくるトラックがクセになり、徐々にアガッてきます。その音に「Cassandra」のハスキー、且つ、決してソウルフルでないボーカルが、完璧に融合しています。

「ソウルフルでない」と書きましたが、これは褒め言葉であり、ダンス・ミュージック界では欠かせないボーカルの資質の一つなんですね。

 

しかしながら「Rui Da Silva」本人はこの世界的な大ヒットについて、「望んでいなかった事、喜ぶべきだけど、喜んではいけない」と思ったそうです。

 

経済的には潤ったけれども、そんなつもりでリリースした曲ではなかった様ですね。でも「Touch Me」についてはメジャーもアンダーグラウンドもなく、真に良い楽曲だからこそ、この結果となった訳であります。

自分が本人だったら大喜びでしょうね(笑)。

ではまた~♪

          

Rui Da Silva – Touch Me [Kismet:2000]