Sheryl Crow – Everyday Is A Winding Road [A&M:1996]

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5歳からピアノやオルガンを習い始め、17歳頃から本格的に音楽活動を始めた Sheryl Crow は、大学卒業前から地元小学校の音楽講師を務めた後、音楽への夢を追うためカリフォルニアに移住。

その翌年(1987年)に Michael Jackson の世界ツアー「Bad World Tour」でコーラスを努め来日も果たします。

             
その後 Stevie Wonder、Don Henley等、大物アーティストのバッキング・ヴォーカルとしてレコーディングに参加し、1993年にリリースしたデビューアルバム「Tuesday Night Music Club」が全米400万枚超のセールスを記録しました。

              

                  
まあ、一応新人(当時)なんだけど、それまでに積み重ねた数多くの実績を見れば売れて当然だと思うし、何かスゴい余裕と(圧倒的な)存在感を感じさせてくれるアーティストが出てきたなとこの時思いましたね。


しかしながら Crow はやっぱり並みのアーティストじゃなかったね。自信の名を冠した2枚目のアルバム「Sheryl Crow」が色んな意味でもっと凄かった♪


前作では全体的にカントリー・ポップな感じでしたが、ここからロック色や政治的な主張が目立ったりする内容で、これが彼女がやりたかった事なんだな~なんてちょっと知ったかぶった恥ずかしい自分を思い出します(笑)。

                  
ボスニアに行って感じた事を歌った「Redemption
Day」、「ウォルマートで買った銃で殺し合う」という歌詞が登場する「Love Is A Good Thing」により(ウォルマートに)販売を拒否られたりと、確かに話題満載なアルバムです。これはね。

             
でも話題だけじゃないのは、グラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞、「If It Makes You Happy」が最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞したことが証明してくれてますね。

                     
それで今回聴いてもらうのはこの素晴らしきアルバムの中で自分が一番好きな曲、「Everyday Is A Winding Road」。

この曲が最初に披露されたのは John Travolta 主演映画「Phenomenon」。しかもサントラには収録されませんでした。しかしながら、この映画を観たプロデューサーが気に入って2ndアルバムに収録が決まったそうです。

因みに2000年の映画「Erin Brockovich」でも使われています。

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Everyday Is A Winding Road
毎日曲がった道ばっかり


I Get A Little Bit Closer
(でも)少しずつ近づいてる

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兎に角やってみよう。真っすぐに到達できないかもしれないけど、いつか辿り着ける…よく歌詞読むと、この人かなり荒んだ生活してんだなと思いながら、何だか平和で力強い曲調で凄く前向きにさせてくれる曲ですよね。

ライブでも大概ラスト・ナンバーだそうで、さぞかし皆盛り上がるんだろうな~。

              
※余談です…
先日この曲についてあるお方と話をした時、この人これ聴きながら車運転してて、いつの間にか 150KMオーバーのスピードが出てたのに気づかず、後ろから来たパトカーに検挙されたって言ってました。


氏曰く「車の中で聴かない方がいいよ」…で、運転してたのは「明石海峡大橋」って言ってた気がします……..メチャ真っすぐじゃん!

        
皆さんも気をつけて♪

ではまた~♪

                  
Sheryl Crow – Everyday Is A Winding Road [A&M:1996]