Sinéad O’Connor ‎– Nothing Compares 2 U [Ensign:1990]

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Sinéad O’Connor はダブリン(アイルランド)出身のアーティスト。少女時代に両親の不仲と離別を経験し、また、カトリックの厳格な生活に対する反発が、O’Connor の活動(公私共に)に大きな影響を与える事になりました。

          

            

母親の事故死後、ロンドンに移って音楽活動を続けた O’Connor は、1987年に1stアルバム The Lion and The Cobra をリリース。

因みにアルバム名は旧約聖書の詩篇に現れる言葉で「悪魔」の隠喩だそうです。スキンヘッド・スタイルとこのアルバムで、デビュー当初から O’Connor はキリスト教最大教派を敵に回しているのです。

       

本日の曲 Nothing Compares 2 U はそんな O’Connor の最大ヒット(現在)ですが、実はカバー・ソング。

実際に曲を書いたのは Prince で、オリジナルは殿下自身の作品を発表するために作ったユニット The Family のために提供した楽曲でしたが、シングル・カットされず、特に注目もされなかった失恋ソング。

       

Sinéad O’Connor= Nothing Compares 2 U

                    

こう思ってる人が殆どでしょうね。

        

去った恋人への想いを歌った曲ですが、亡くなった母親への思慕が込められているのでは? とも言われています。

            

全く注目されなかったオリジナルと打って変わって、O’Connor バージョンは、全米1位、全英1位、もちろんアイルランドでも1位をはじめ、世界各国で超大ヒットを記録♪

バチカンに喧嘩ふろうが良いものは良い! それが世界の反応だったのかな。その辺りは自分には分かりませんがね…

それと全編 O’Connor の顔面がクローズアップされたPVも話題になり、MTVビデオ・オブ・ザ・イヤー等、色んな賞受けてます。

          

細かい話ですが、O’Connor バージョンは曲の出だしが変わっています。

     

オリジナル:
It’s been 7 hours and 13 days
Since you took your love away

      

O’Connor バージョン:
It’s been 7 hours and 15 days
Since you took your love away

       

恋人が去って…2日違い…

13に何かあるのは、キリスト教信者でなくても何となく分かります。

      

ま、自分、13日生まれですがね…

あっ、3月生まれです!

来月プレゼント・カモーン(笑)♪

         

しばらく続いてたDJ選曲…この曲でスロー・タイム。次回以降また読んでください♪

           

Sinéad O’Connor ‎– Nothing Compares 2 U [Ensign:1990]