Talking Heads – Once In A Lifetime [Sire:1980]

ホーム / 80s / Talking Heads – Once In A Lifetime [Sire:1980]

「Talking Heads」は、1974年に結成、1991年に解散した米国発のロック・バンド。「ロック・バンド」と書くと違和感を感じる方もいます。正確に言うと「(元)パンク・バンド」なのかな…


 
 
メンバー全員が米国最高の美大として位置づけられている「ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン」の出身なので、「インテリ・バンド」とか「インテリ・パンク」としばしば言われてました。

学歴とか、地位とか…….「Punk」には関係ねえって思ってますが、元々のパンクのイデオロギーから視ると「Talking Heads」は異色な存在になってたんでしょうね。

実際デビュー前からかなり評判良かったんです、このバンド。で、デビュー後、業界で高い評価を得て、「New Wave」「N.Y. Punk」の1つとして受け入れられ、その地位を確立しました♪
 
 
本日の曲は2nd以降、「Talking Heads」にとって最重要人物の1人「Brian Eno」プロデュースの4thアルバム「Remain In Light」収録の曲。

◆Brian Eno
英国の作曲家、プロデューサー。「アンビエント・ミュージック(環境音楽)」の先駆者として知られている。


 
 
この曲、同じビートの繰り返しです。何なら使ってるコードは1つだけ。この時代にコレやるのか~! 凄いぞコレ!奇跡の1曲じゃないのか~(大袈裟かな…)。

なので、「Paradise Garage」でもかなり受けてた様です。とはいってもビートが始まってボーカル入るまでの8小節オンリー(15秒程)。レコード2枚使って永遠に繰り返すか、そこだけ延々と繰り返すレコード(海賊版)を使うかはDJ次第(笑)。まあ、そんな曲ですよ。
 
———————————-

And you may find yourself
Living in a shotgun shack

気づいたら君は豪邸にいるかも知れない

And you may find yourself
In another part of the world

気づいたら君は別世界にいるかも知れない

And you may find yourself
Behind the wheel
of a large automobile

誰のか知らない大型車を
運転してるかもしれない

And you may find yourself
in a beautiful house
With a beautiful wife

知らないうちに、豪邸に住んで、
美人妻といるかもしれない

And you may ask yourself, well
How did I get here?

で、自分に問いかけるんだ
どうやってこうなったの?

Letting the days go by,
let the water hold me down

時の過ぎ行くままに、
水の流れに身をまかせ

Letting the days go by,
water flowing underground

月日の過ぎ行くままに、
水は地下を流れるんだ

Into the blue again
after the money’s gone

で、お金が無くなると、
また落ち込むんだ

Once in a lifetime,
water flowing underground…

ごくまれに
運気の水は地下を流れているんだ…

———————————-

ん~、何だか深い歌詞(かも)です。でも歌詞はフロアでは不要ですね(笑)。ボーカルの「David Byrne」って決して歌唱力がある訳じゃないんだけど、このバンドでの存在感はやはり別格。素晴らしい曲ですね。大好きです♪ (とらえ方は人それぞれ)
 
◆David Byrne


 
 

Talking Heads – Once In A Lifetime [Sire:1980]