Tears For Fears – Everybody Wants To Rule The World [Mercury:1985]

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「Tears For Fears(TFF)」の2ndアルバム「Songs From The Big Chair」をふと思い、また聴いてみる…何度聴いても飽きない。何回聴いたなんてカウントするのも馬鹿馬鹿しい程愛する1枚。

セールス的にも当時かなり凄かった。本国(英国)では29週連続でトップ10以内にランク・イン、米国では初のアルバム・チャート1位を獲得♪ 当然自分の様なチャート小僧ももれなく食い付く訳だ (笑)。

◆Songs From The Big Chair

  
  
本日の曲「Everybody Wants To Rule The World(以下、EWRW)」はこのアルバムからの3rdシングルで、「Shout」に続く全米No1ヒット♪

某大手化粧品メーカーのCMソングとしても使われたので、男女問わずお馴染みの曲だと思います。年齢は問いますが…(笑)。

◆NOEVIR CM History 80年代前半~87.5【09:30~】

  
  
このようなタイトルなので、野心むき出しの内容かと思われますが、そんな事はないんですよ…

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Welcome to your life
There’s no turning back

ようこそ君の人生へ
もう後戻りは出来ないよ

Even while we sleep
We will find You acting
on your best behavior

眠ってる時でも君が行儀よくしてるか
僕等は見てるんだ。

Turn your back on mother nature

母なる自然に背いても

Everybody wants to rule the world…

誰もが世の中を思い通りにしたいって
思ってるんだ…

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「You」が特定の個人なのか、「We」が何なのか…それは皆さんで考えて下さい。

プロデューサーの「Curt Smith」は適当に作った曲だと言いつつ、

「コンセプトはかなり真面目で,人間が権力を求めることや,戦争やそれが引き起こす悲劇について語った曲なんだ。」

とも言っています。「TFF」の曲って哲学的で解釈が難しいですね。
  
  
「EWRW」は多くのカバーやHip Hopのサンプリング・ネタとしてもこれまたお馴染みです。「Gloria Gaynor」、「Patti Smith」、「Nas」…等、人種・ジャンルを超えて愛されてる曲なんです。

近頃じゃ映画でもちょくちょく聴けますよ。

「The Hunger Games: Catching Fire(ハンガー・ゲーム2):2013年」では「Lorde」がシンミリとカバー。

「Ready Player One(レディ・プレイヤー1):2018年」では原曲が聴けます。


 
 
納得の選曲ですね♪ 分かんないかな….では是非映画観て、選曲のハマり具合を感じて下さい♪
 
冒頭の歌詞、「Welcome to your life」…色んな意味でジワジワきます♪
  
   
Tears For Fears – Everybody Wants To Rule The World [Mercury:1985]