20世紀を代表する神バンド The Beatles は10年間の活動を経て1970年に解散しました。因みにその時自分はまだ2歳…ｵｷﾞｬｰ
その後、常に噂・願望が入り混じって「再結成されるのでは！」…なんて言われるのは人気バンドの証であり、The Beatles だって例外ではなかった。
しかしながら、John Lennon 死去（1981/12/08））により、4人が揃わないなら再結成不可能…と世界中が諦めて十数年…
The Beatles 解散後に制作されたアルバム、ドキュメンタリービデオ、ドキュメンタリーブックの3部構成 The Beatles Anthology がリリース！
1994年2月から1995年3月にかけて、Paul McCartney、George Harrison、Ringo Starr & プロデューサーの Jeff Lynne によりアルバムが制作されました。
アルバムは2枚組…
本日の曲は The Beatles Anthology 1 の1曲目であり、1970年の Let It Be 以来、25年ぶりの新曲リリース。
当時かなり音楽業界を騒がせたのを憶えてる…
この曲は John Lennon 作。
こんな逸話があったそうだ。↓
Paul McCartney が Yoko Ono（小野洋子）に
「John の未発表曲ある？」
と尋ねたところ、4曲のデモ・テープを McCartney は渡され、その中の2曲がアルバム入りする事に…
McCartney 曰く
「Yoko と Sean（息子）は僕らに何曲かデモを聴かせてくれて、John が自宅でカセットに録った新曲が2曲があったんだ。」
「Sean には迷惑かけたくなかったから、どうするべきかを訊いたら、［死んだ人がリード・ボーカルというのは少し変だけど、もし良ければやってみて］って言ってくれた。」
「で、［出来に不満があったら、リリースを拒否してもいいよ］と言って引き受けたんだ」
これを言われた Harrison と Starr は、
「もし僕らが気に入ったらどうするんだ？」
「僕らにいろいろ条件を付けないで欲しい。これは精神的にとても難しいことだから。僕らは2時間もスタジオで一緒にいたらお互いが嫌になって出て行くかもしれない。今ですら十分キツいんだから…」
1977年に Lennon が自宅スタジオで録音したテープは、市販のカセットテープに録音されているものであり、ピアノと歌声が1トラックで録音されていて雑音も入ってました。
しかもモノラル録音でピアノとボーカルの音が同じ大きさであったことから、ボーカルの抽出は困難。
そこで、McCartney が Lennon の声に重なるように歌を録音。これによりボーカルに深みが加わり、抽出に成功！
全英2位、全米6位を記録したのですよ！
本日何故 Free As A Bird を紹介した理由はこの映画を観たから…
http://klockworx-asia.com/swingkids/
Let It Be から25年振りのリリース…
更に25年後、この映画のエンドロールでこの曲を聴いた。
映画は作品としては凄く良かった。
ハッピーエンドとは言えないけど。
何だろね…素直に「良い映画」とは言えないのは「戦争映画」の性なのか…
色んな事を想った曲です。
The Beatles – Free As A Bird [Apple Records:1995]